東京 奥多摩 御岳山(929m) 武蔵御岳神社 奥之院(1,077m) 大口真神式年祭 2023年5月15日

前から予定していた5/15の御岳山登拝です。
毎年5/15は特別な御朱印があつまる御利益の大きそうな日です。
令和5年は更に12年に1度の『卯年 大口真神さま(おいぬさま)の式年』とのことです。

↓武蔵御嶽神社HP
http://musashimitakejinja.jp/


この日のルートはケーブルカー駐車場から歩いて登り、奥之院へ登拝してから武蔵御嶽神社でしっかり参拝、産安社を参拝してケーブルカーで下りる計画です。


登山開始 9:15

天気は雨です。
年に1度、しかも今年は12年に1度の式年ということで、雨でも決行です。
山としては難しくないので、雨の登山の練習と捉えて注意しながら登ります。
カッパは持っていますが、今回は傘を差しながら登ります。
傘が登山でどれだけ邪魔になるかも試してみようという魂胆です。

駐車場のタフト
滝本駅


ケーブルカーの駅の先に道標があり、その先に大きな鳥居があります。
ここで迷うことはありませんね。

御嶽神社入口
入口の大鳥居


登っていくと立て札が出てきました。
前回下ってきたときには気づかなかったです。
ろくろっ首』はこの辺り(登り序盤)が急坂で左右に蛇行していることから呼ばれるようになったみたいです。

ろくろっ首


次は『おおまがり』を見つけました。
勾配が緩やかになり道の曲がり具合が大らかになるため名付けられたようです。
ここまでくると楽になるという目印にもなっているとのことです。
※全部は見つけてないかもしれません。

おおまがり


次は『なかみせ』です。
参道と集落の中間で一休みするのに都合がよく、かつては茶店が建っていたため、仲見世と呼ばれるようになったようです。

なかみせ


だんごどう』発見です。
お地蔵様の膝下に団子をお供えしたことから団子堂と称されようになったようです。

だんごどう


その先は『じゅうやっくぼ』です。
この辺りには薬として利用できるどくだみが自生している場所だったため、十薬窪とよばれるようになったそうです。

じゅうやっくぼ


次に見つけたのは『だいこくのお』です。
ここから先は勾配が緩やかな参道になり、それは大黒様のおかげと感謝を込めて、大黒の尾となったようです。

だいこくのお


次は『やまのかみ』です。
なぜここに名付けられたかはよくわかりませんが、山ノ神は山に宿りそこに棲む全てのものを支配する神霊の総称で、往来する人たちは山地内での安全を山ノ神に祈願する、と書いてあります。

やまのかみ


倒れかかった立て札は『くろもん』です。
集落の出入り口であり、夜間訪問者を防ぐための黒門がここにあったとのことです。

くろもん


ケーブルカー駅と武蔵御嶽神社の分岐到着 スタートから2.84km 10:10

神社方面へ進みます。
帰りはここまで戻ってきてケーブルカー駅へ進む予定です。

ケーブルカー駅と神社の分岐


すぐ右手側にビジターセンターがあります。
この辺りは街ですね。

ビジターセンターの通り
ビジターセンター


マップで確認です。
神社の手前から奥之院へ向かいます。
『の』がノ、之、のといろいろな表記があります。。

マップ


随神門手前の階段は上ります。

御嶽神社へ登る階段の鳥居


その先にある鳥居の前の階段は上らず、左手に進むと奥之院方面です。

長い階段
奥之院への分岐


整備された道を進むと、奥之院へ続く鳥居があります。
この鳥居をくぐるように分岐を折れていきます。
ここからやっと登山道になります。
※この先上級者向けという看板がありました。

奥之院への鳥居


登山道は結構狭いです。

登山道の始め


途中石碑がありましたが、ここは通過します。

橘姫命の石碑


左側が切れ落ちた鎖場が出てきました。
久しぶりなのと、雨で滑りやすいので、少し緊張感が増します。

鎖場


鎖場の先に少しひらけた場所がありましたが、景色は霧です。。。

ひらけているところからの景色


奥之院到着 スタートから4.82km 10:55

分岐からはあっという間でした。
道標にも1kmくらいと書いてあったような気がします。
下の写真の道標から右手を見ると奥之院があります。

奥之院の道標


ちょうど御祭中でした。
途中からですが参加させていただき、最後にご利益のこもったおもちをいただきました。
※おもちは次の日の朝焼いて食べました。

聞いたお話の内容は全て覚えてはいませんが、橘姫命の石碑は奥之院へ行くときも帰るときも参拝すると伺ったので、帰りは参拝してから下りました。
橘姫命とは、日本武尊のお妃様なのだそうです。初めて知りました。

奥之院


武蔵御嶽神社到着 スタートから6.46km 11:50

雨の登山道下りも無事乗り越えて、幣殿拝殿へ到着です。
左手に社務所があるので、御朱印を拝受して完了です。
おいぬさまの式年の期間だけあるお守りがあったので、わんこ用と登山の無事を祈るお守りを購入しました。

御嶽神社への階段
武蔵御嶽神社幣殿拝殿
眺望


一通り参拝を終えて、軽食を取ってから境内を回ります。
大口真神社ではおいぬさまへの敬意を込めてしっかり参拝しました。

本殿入口
大口真神社


こちらには奥宮の文字があります。
きれいな山が見えます。
周りは霧ですが。。

奥宮遥拝所


宝物殿は見送ります。

宝物殿


随身門をくぐってケーブルカー駅へ向かいます。
産安社は駅の近くのようですので。

随身門の下


鳥居を越えると駅の広場があります。
広場の奥に抜けていくと産安社への階段が出てきます。

駅へ向かう道の鳥居
産安社への階段


獣柵を越えて少し登れば産安社です。
こちらでは夫婦杉に参拝していきます。
2本の杉の佇まいが圧巻です。

産安社
夫婦杉
杉上部


ケーブルカー駅到着 13:00

神社参拝と特別な式年の雰囲気はとてもよかったです。
平日ということもあり、ゆっくりと回れました。
御岳山は体力づくりにちょうど良い山行です。

★山行の内容
  総歩行距離:9.04km
  合計時間:3時間47分 (神社で小休憩含む)
  累積上昇:969m
  累積下降:455m
  消費カロリー:1,749kcal
  ※SUUNTO SPARTAN SPORT WRIST HR調べ

★感想
  雨の日の登山の練習としては不十分
  登山道と言えるところは奥之院への道往2kmくらい
  雨具は当然持っていたものの、簡単な山ならば傘の方が楽に感じた
  基本的に本格的な登山では雨の日に行くことは避けるつもり
  奥之院から鍋割山、大岳山の道は難しいかもしれないので要注意

★高所恐怖症おじさん的採点 ※5段階
  技術:2  奥之院への道は短いが狭いトラバースがある
  体力:2  上昇は1,000m近くあり、急坂も多い
高所による恐怖:2  鎖場が久しぶりで緊張感があった

★今日の忘れ物
  特になし

御岳山駅
おいぬさま式年祭ちらし

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