東京 雲取山 東京都最高峰 日本百名山 鴨沢バス停から七つ石小屋経由 雲取り山荘で一泊 1日目 2023年12月

年末の登山は雲取山にしました。
ピストンではなく縦走したかったので、車は拝島駅周辺に停めて電車とバスで移動します。
駐車場はネットで調べてタイムズで予約しました。

拝島駅近くの駐車場


拝島駅から奥多摩駅まで電車を乗り継ぎ、バスで鴨沢までやってきました。
ここまで1時間半くらいです。
5:30拝島発の電車に乗ると乗り継ぎがよいと思われます。
この日は平日のためかバスの乗客は自分ひとりでした。
体操して早速出発です。

鴨沢バス停


登山開始 7:15
どこから登るのか最初わからず道路を見回していたところ道標を見つけます。
バス停からすぐに中の道に入っていく感じです。

登山口の入り口


1ヶ所曲がり角を雲取山と指す方へ曲がり、その後は舗装された坂を上っていきます。
序盤から結構な勾配ですので、体慣らしとしてかなりゆっくりと登っていきます。
山道に入ってしばらくすると道路に出ました。
車で来る人はここにある駐車場に停めて登るようです。
トイレもあります。


その後、道路沿いに登っていくと左にそれる道が出てきます。
道標があるのでわかりやすいです。

登山道分岐


ここから単調な登りが長く続きます。
鴨沢から雲取山まで10km強の道のりで1,600m強上昇するとナビで出てきていたので、ずっと登り続けても1kmあたり160mの上昇、多少なだらかな道があると考えると1kmあたり200mの上昇があるような勾配かと想像していましたが、それほどきつい登りは出てきていません。
1kmあたり200mの上昇になってくると結構きつく感じるイメージなんですけどね。
300m登るところは(個人的に)急登の印象です。
中腹に作られた道をひたすら登っていきますが、雪があるとなかなか危ない道だと感じます。
中腹の斜面は勾配がきつく、道自体が結構狭いです。
雪がなくても枯葉で滑りそうなので注意して登っていくくらいです。
雪だと更に気を付けないといけないということかと思います。
道の途中に平将門の逃亡ルートという説明看板があるので、それを読みながら休憩をはさんで登っていくといいのかもしれません。
朝日が当たるところは暖かく、青空がきれいで気持ち良いです。


尾根に付きました。
ここからは木々が少なくなり、ところどころ景色が見えたり、青空が見えたりと爽快になってきますが、登りもきつくなってきました。
道幅も狭くなり危険度が増します。
滑落しそうな危険までは感じませんが。


途中で富士山が見えました。
この日は天気が良くて、富士山もよく見えます。

登山道から見える富士山


場所としては七つ石山付近です。
このあたりから分岐がいくつか出てきます。
トラバースして雲取山へ向かうルート、七つ石山を目指すルート等です。
自分は予定通り七つ石山を目指して登ります。


七つ石小屋到着 スタートから7.85km 10:25
分岐から急坂を上って七つ石小屋にたどり着きました。
食事の提供はやっていないようですが、こちらでも泊まれるみたいです。
ここで少し長めの休憩を取ります。
行動食や鶏肉を食べながら、アルファ米の準備をしていきます。
いつものように、お湯を入れてからまた歩き出して、15分以上たったところで小休憩して食べるスタイルです。

七つ石小屋


座りながら休んで、アルファ米の準備ができたら出発です。
橋や階段が出てきます。
今までの道よりさらに幅が狭くなってきました。
※ここで七つ石山への分岐を見逃してます。
 本当は左の写真の橋の辺りが分岐になっていて右に折れるようでした。
 よく見ると道標があるのですが、橋に気を取られていたようです。


序盤の登りを越えたらなだらかなトラバースになります。
ここでもひらけたところから富士山を眺めることができました。

登山道から見える富士山


この辺りで七つ石山ではなく巻き道に進んでいることを理解し、山頂は諦めて雲取山へ進む気持ちに切り替えます。
なだらかな道では、道幅も広く歩きやすいです。


七つ石山から下ってくる道との合流地点まで来ました。
登り返すのは大変なので戻りません。。

七つ石山からの合流地点


ここから一気に道が変わり、広い稜線を歩いていきます。
風も強くなく、道は広く、とても気持ちの良い道です。


稜線に入り程なくして、日当たりの良いところでご飯にします。
米はしっかり出来上がっていて、おいしくいただきました。
車旅から始めた鶏むね肉のおかずは今回も持ってきています。
お手軽さ、味、たんぱく質補給と最強メニューのような気がします。
アルファ米とのコンビはこれからも続きそうです。

ご飯と富士山


少し急な登りが出てきます。
登った小ピークからは富士山が良く見えました。

小高い丘への登り
丘から見える富士山


小ピークの先にまたピークが見えます。
まだ雲取山らしきものは見えません。。
見えたピークは巻き道で回避し、右手方向の更に高いピークへ登っていきます。
この稜線は今日一の急坂だった気がします。
疲れもありゆっくり呼吸を整えながら登っていきます。


登っている急坂の後ろを見るときれいな富士山が見えます。

急坂から見える富士山


ピークまで来るも標識らしきものはありません。
道標で雲取山がまだ先にあるようなので、ここが小雲取山と認識しました。

ピーク付近の道標


先へ進むとやっと雲取山らしきピークが見えました。
まだ結構あります。。


雲取山到着 スタートから13.1km 12:30
ついに雲取山山頂へ到着です。
登りたいと思っていた一つをまたクリアできました。
小さい標識のある所からは富士山方向に木があり少し邪魔ですね。

雲取山標識(山梨)
標識あたりからの富士山


登ってきた道を振り返ると相当登ってきたことがわかります。

歩いてきた道


ネットでよく見る山頂の石でできた標を見ると後ろに富士山が入ります。
山頂方位盤を見ながらどんな山が見えているのか確認していきます。
どんな山が見えているのか確かめるのも楽しいものです。

三角点のところの標識と富士山


一通り眺めたり写真を撮ったりしてから、山荘に向かいます。
山頂からの下りがかなり急ですね。。
雪はありませんがスリップしないように気を付けて下っていきます。
すぐ着くのかなと思っていたのですが、山荘までは思ったより距離がありました。

雲取山荘上部
昼の雲取山荘


雲取山荘到着 13:05
山荘までたどり着きましたが、、、受付開始は14:00からとのことで、散策しながら時間を潰します。
下ってきた道から更に下る方へ少し行くとテント場があります。
この日は2組の方がテン泊されるようでした。


★山行の内容
  総歩行距離:14.10km
  合計時間:5時間50分 (小休憩含む)
  累積上昇:1,599m
  累積下降:233m
  消費カロリー:2,288kcal
  ※SUUNTO SPARTAN SPORT WRIST HR調べ

★感想
  鴨沢からの登りは割と単調
  累積上昇は多いが、急坂はあまりない
  稜線は歩きやすさ、景色ととても気持ちよく歩ける
  道の途中にベンチがほとんどなかった印象
  雲取山のピークにくると達成感が高い

★高所恐怖症おじさん的採点 ※5段階
  技術:2  難所はないが、道幅が狭く気を付けて歩く必要あり
  体力:3  ゆっくり目に歩いていたからか、体力的には厳しくない
  高所による恐怖:2  特に危険は感じないが中腹の勾配は少し恐怖感あり


《番外編》
山荘に入り個室で休憩します。
こたつ部屋を2人で相部屋となるそうです。
こたつが暖かく生き返ります。
出ることができず、夕食までまったりしてました。


夕食はハンバーグ定食でした。
ご飯おかわり自由です。
デミグラスソースのハンバーグは柔らかくおいしかったです。
山菜、豆腐、みそ汁もあり栄養も取れて満足です。

夕食


山荘から東京の夜景が見えます。
ということは、東京からは雲取山が見えているということですが、どれなのかははっきりイメージできていません。
丹沢はわかりやすいんですけどね。
早めに布団に入って次の日に備えます。

夜の雲取山荘
東京の夜景

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