東京 都民の森 三頭山(1,531m) お気楽登山第二弾 都民の森を隅々まで 2021年7月

お気楽登山第二弾として、都民の森にやってきました。

登山道が複数あり、一周しても距離が短いということで、お気楽と考えてのことです。

結構奥地に位置しており、神奈川からは遠いので、車中泊前泊をしました。

↓檜原都民の森 HP
https://www.hinohara-mori.jp/

※車中泊の方で書いた、『寝るときに電源を落とした冷蔵庫』ですが、お茶はまだ凍ってました。
 一度冷やしておく & 保冷剤で夜のうちは0℃近くが保てるということですね。

駐車場は大きく、9時時点では5割程度の占有率といったところです。

朝からバイクツーリングされている方も多く訪れていました。

道の駅こすげから見えた天気は思わしくなく、到着しても曇り空でしたが、

雨は降っておらず、回復方向に見えたので登山決行します。

駐車場のタフト

登山開始 9:15

準備運動とトイレを済ませて登山出発です。

天気急変は怖いので、雨具はしっかり持っていきます。

入口の看板

入口には大きな都民の森の看板がありました。

ここから森の中へ入っていきます。

都民の森入口

最初は舗装された歩きやすい道を登っていきます。

木々の緑はとてもきれいです。

入口の上り坂

少し登るとトンネルがあります。

上には森林館があるみたいです。

登山目的なので、他の建物やアクティビティには目もくれません。

トンネル

しばらくすると工芸センターが見える分岐に当たります。

ナビで登録している通り、左側の道を進んでいきます。

ちなみに、予定通路としては、三頭山を通る都民の森の外周を反時計回りに回り、

中のいくつかの通路を被らないように通って戻ってくる感じで組みました。

一つ目の分岐

分岐を左方向へ進むと、工芸センターに沿っていきます。

道が細くなり業務用の通路のような感じですが、これであっているみたいです。

分岐左の道

地面がブロックになるところに分岐があります。

スタートからは500mくらい進んだところです。

ただ、ナビは道標が指す道ではなく、右後ろの方へ曲がる道を指しています。

ブロックの道の分岐

後ろを見ると階段がありました。

今まで舗装されていた道だったので、急な変化に戸惑いますが、

この道しかないので、行ってみることにします。

里山の路分岐

結構長く、急な丸太の階段だったのが、上から見るとよくわかります。

上部から階段全貌

階段を上った後は、ウッドチップの道をなだらかなつづら折りで登っていきます。

フカフカしていて歩きやすいです。

整備されているので危は感じないですが、道は結構細いです。

里山の路始め

途中には標高が書かれた標識が立っています。

駐車場が1000m強くらいのようなので、100m登ってきたことになります。

1100m標識

1200mの標識に到着です。

特に何かがあるわけではありませんでした。通過します。

1200mの標識

1200mの標識から少し進むと、通行止めのお知らせ看板が出てきました。

周りに誰一人おらず、里山の路自体が通行止めなのかと心配になりましたが、

分岐のようにも見えるので、左の道が通行止めなのだろうと理解し、

本来進む予定だった右の道を進んでみます。

分岐①

また更に進むと、展望台が出てきます。

景色を見てみましたが、天気はよくなく、葉っぱが生い茂っていて、

展望が良いとは言えませんでした。

里山の路の展望台

展望台の先にまた通行止めの看板がありました。

ここは左がとても進める道ではないので、本線が通行止めなのかとまた不安になりましたが、

やはり本線に立てられているようには見えないので、ここも進むことにします。

里山の路は東側外周となるので、ナビ通り本線を通っていることになります。

分岐②

風景からして頂上に向かうような階段に着きました。

里山の路にある砥山に到着しそうです。

本線は崩落しているような箇所はありませんでした。

砥山への階段

砥山山頂通過 スタートから1.8km 10:00

階段を上ると山頂でした。

里山の路は左に折れて鞘口峠へ向かいます。

特に眺望はありませんでした。

砥山山頂

山頂からは登ってきた道と同じような階段を下りていきます。

砥山からの下り

下り道を進んでいくと、左手に通行止めの看があり、ロープが張ってありました。

通行止めは支道の方だけだったようです。ここでやっと確信します。

通行止めの合流

一度下ったあとは登ったり下ったりを繰り返します。

途中にベンチがありました。

休憩はせず、通過します。

里山の路のベンチと看板

鞘口峠手前はトラバース気味に下っていきます。

ここが割と注意が必要に感じました。

下り勾配は結構急で、地面がザレています。

下りの場合はいつ滑ってもおかしくないようなザレ具合だったので、

スリップには相当気を付けて下りました。

里山の路終盤の下り

鞘口峠通過 スタートから2.8km 10:25

里山の路の終点に到着です。

この峠を左に曲がると森林館まで0.3kmとのことです。

三頭山登頂を考えると相当な遠回りですね。

自分は今回都民の森を一通り回る計画なので、まずは第一関門突破です。

関門がいくつあるのかは考えていませんが。。

鞘口峠

ここから三頭山に向けてブナの路を進んでいきます。

最初から結構な勾配の坂を登っていきます。

ブナの路登り

途中『登山道』という道標が出てきます。

鞘口峠にも急坂があるから注意してくださいといった警告文がありました。

登山道は簡単ではないということなのかと思われます。

自分は登山に来ているので、未銀の道を選びます。

登山道分岐①

登山道の方は、トラバースなのですが、

割と急勾配を取らバスで登っていく形なので、

横に落ちないようにというより、滑って転ばないようにという感じです。

こちらもザレているので、下りで通る場合は注意が必要だと思います。

登山道トラバース

しばらく進むとブナの路に合流します。

ブナの路合流①

もう一度登山道分岐が出てきました。

ここも登山道を選びます。

登山道分岐②

こちらの登山道には、狭くて滑りやすいから注意するようにと、警告が貼ってあります。

全体的にトラバースは狭く、勾配があり、ザレているので、注意は必要と思います。

登山道トラバース

またブナの路に合流します。

ブナの路合流②

三頭山手前までやってきました。

道標に東峰という文字が出てきます。

この辺りから岩が混じった道になってきています。

東峰への道標

東峰への登り道を進んでいったとき、晴れ間が差していて、

木々がきれいだったので、写真に残そうとトライしてみましたが、、、

いまいちその時の情景を再現はできていません。。。

登山の中で、自分が見た景色をいかに美しく写真に残すか、は、

登山をする動機としても大きなものであるとこの時気づきました。

今後、写真の腕を上げて、美しく残る写真にもこだわってみようと思います。

木漏れ日
光の当たる枝

都民の森はハイキング向けなのか、

気に名札が付いていてとても勉強になります。

よく、『ブナ林が』とか『ダケカンバの樹林帯が』とか本に載っていますが、

正直ピンときていませんでした。

写真の木がダケカンバらしいです。

覚えておけるようにしたいと思います。

ダケカンバの名札

途中、展望台がありましたが、封鎖されていました。

東峰展望台

三頭山 東峰 通過 スタートから4.5km 11:20

東峰に到着しました。

小さい山頂です。眺望はありませんでした。

東峰

通過してすぐに中央峰があります。

ここも眺望もなく、通過していきます。

ここで食事休憩されている方はいました。

中央峰

三頭山 西峰 到着 スタートから4.7km 11:30

三頭山は西峰が主峰のようです。

ここに三頭山の標識がありました。

中央峰から下るときに転びました。

スリップしたのですが、ザレ場というより岩で滑った気がします。

登山で転ぶときは、何が起きたのかもわからず、止めることもできず、

滑り終わってやっと止まるので、やはり事故は怖いです。

止めるものがなければ、滑り落ちるということです。

普通の道で躓いたときは体制を整えて踏ん張ることもできるんですが。。

滑らないように歩くことがとても重要ですね。

西峰 三頭山

眺望の看板はあるものの、、、ここも厚い雲と生い茂った葉により見えませんでした。

展望の看板
三頭山からの展望

西峰で行動食とお茶の入れ替え等、少し休憩をして早速出発します。

この日は天気が良くないため、昼食の時間は取らず、

こまめに行動食を取っていく作戦です。

三頭山からの下り

途中分岐の手前に野鳥の看板とブナの木の名札がありました。

ブナの木もよくわからなかったので写真に残しておきました。

ブナの名札と野鳥の看板

鞍部まで来ると分岐があります。

まだ外周を歩くルートなので、直進していきます。

しかし、分岐でも目的地が同じ道標があることに違和感を感じます。

ムシカリ峠分岐

分岐を過ぎて登り返すと避難小屋があります。

小屋の前でお話しされている方々がいたので、写真だけ撮って通過します。

※写真の構図で小屋が右に寄っているのは、会話されている方を入れないためです。

避難小屋

しばらく登るとピークがありました。

あとで地図を見ると、大沢山の山頂ということでした。

眺望は天気が悪く残念な感じです。

大沢山山頂
大沢山からの展望

西原峠という分岐に当たりました。

外側への分岐は全て『都民の森ではありません』と書いてあります。

都民の森の中を歩く分にはわかりやすいです。

西原峠分岐

歩いていると地面に緑の鮮やかな毛虫が歩いていました。

調べてみた結果『ヒメヤママユ』という蛾の幼虫のよう見えます。

終齢幼虫はこのような緑になるようです。

毒はないみたいですね。

緑の毛虫

深山の路の後半は道が狭くなっていたり、大きな岩のある道になってます。

尾根道のハイライトはここかなと思います。

深山の路細い道
深山の路岩場

深山の路から石山の路に入るところで左に折れます。

ここも大きな木のバリケードがあるのでわかりやすいです。

石山の道曲がり角

石山の路は石が多いのかなと思いながら歩いていましたが、

それほど石がゴロゴロしているわけではありませんでした。

お気楽に歩ける尾根道の登山道です。

石山の路①
石山の路②

石山の路の途中に再度左に折れるところがあります。

尾根道からトラバースに入ります。

石山の路途中の曲がり角

石山の路のトラバースも道は細いです。

下りなので注意していきます。

里山の路やブナの路のトラバーほどザレていません。

石山の路下りのトラバース

石山の路の終盤でしょうか、沢に当たります。

手を洗ったり少し涼しんで、景色の記録を試してみます。

NDフィルターは持ってきていないので、ボケ感と構図を考えながら撮ってみました。

引き続き修業します。

石山の路河原
河原①
河原②

三頭大滝への分岐通過 スタートから7.6km 12:45

ここから外周を終えて内部のコースをいくつか通っていきます。

ブナの路、三頭の滝分岐

まずは沢沿いに登っていきます。

この時点では三頭大滝はこの先にあると思ってました。

川沿いの登り

沢を渡るところで分岐に当たります。

ここに『↓三頭大滝』の道標があります。

(三頭大滝は、分岐を大滝の路へ進んだ先でした。)

道が被らないように歩く計画なので、戻ることはしません。

右手方向に進んでいきます。

野鳥観察小屋分岐

道標にある通り、少し進むと野鳥観察小屋が出てきます。

今回は目的が違うので、ここも通過です。

野鳥観察小屋

少し進むとまた分岐に当たります。

ここでナビがどちらの分岐を指しているのかわからなくなりました。。

最終的に大滝の路へ出て『眺望良好』の場所へ行こうと思っているので、

右側の道を進んでいきます。

かおりの道分岐

この道はかおりの路というらしいです。

トラバースは相変わらず細いです。

ザレていますが、勾配がないので山の斜面の方に気を付けていれば問題ないです。

かおりの路トラバース

途中展望台がありましたが、ここも閉鎖されています。

展望台が使えたのは里山の路のところだけでした。

かおりの路展望台

先へ進んでいくと、下に大滝の路が見える分岐が出てきたので、

ここから下ることにします。

急坂をつづら折りに下ります。

地図でも細い道になっているので、マニアックな通路なのだと思います。

大滝の路への下り

大滝の路へ出ました。

広くてウッドチップが敷かれている歩きやすい道です。

勾配もほとんど感じないので、もう登山道ではないですね。

犬の散歩や普段着で歩いている方がいる道です。

三頭大滝方向へは戻らず、駐車場へ向かっていきます。

大滝の路

『眺望良好』の場所に到着です。

残念ながらパッと晴れることはなく、山々は見えますがこの日はいまいちでした。。。

眺望良好の場所
展望①
展望②

森林館のところまで戻ってくると、トンネルの道へ下る階段があります。

森林館からの下り階段

赤い舗装された道まで下り、最後は逸れ道を通って駐車場へ戻ります。

舗装路横の登山道

戻ってきて最後に都民の森の全体地図を見ながら、

通ってきた道を辿ってみました。

いろいろなコースを作ることができるところだと思います。

全体地図

駐車場到着 13:50

★山行の内容
  総歩行距離:10.79km
  合計時間:4時間40分(昼食休憩なし)
  累積上昇:887m
  累積下降:877m
  消費カロリー:1,996kcal      ※SUUNTO SPARTAN SPORT WRIST HR調べ

★感想
  外周のコースは登山道としても面白いと感じる
  トラバースで勾配のきついところはザレているので注意が必要(特に下り)
  分岐点に小さい地図があるので、道迷いの心配もなく、
  お気楽登山として距離や高低差を鍛錬するにも飽きないコースを取れる
  逆に疲れるとショートカットして帰ることも可能

★高所恐怖症おじさん的採点 ※5段階
  技術:2  ザレ場下りの細い道は注意が必要
  体力:2  登り下りを繰り返す程度で、急登が長く続くところはない
高所による恐怖:1  全くなし

★今日の忘れ物
  特になし

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