神奈川 丹沢 塔ノ岳(1,491m) お気楽登山最終版 大倉尾根(通称ばか尾根) ピストン スピード重視 2021年8月

神奈川も緊急事態宣言に入るということもあり、

お気楽登山最終版として、大倉尾根をピストンすることにしました。

今回は、通称『ばか尾根』と言われる大倉尾根を、

新しく買った『DJI OM4』を使って撮影しながら登りましたので、

商品のレビューも合わせてしていきます。

梅雨明けの体慣らしにお気楽登山をしてきましたが、

次は緊急事態宣言が発令するので、お気楽も今回で終わりです。

今夏最後のお気楽登山は大倉尾根登りの初挑戦ということで、

時間にこだわって登ってみることにしました。

ピストンなので、疲れてしまったら引き返せばいいし、

速く歩いても危険の少ないルートということもあります。

登山開始 7:30

大倉に車で来るのは初めてです。

7時に到着する予定で来たのですが、

大倉バス停の駐車場には『8時~21時』と書いてあり閉まっていました。。。

どうしようかと考えながら、そのまま少し上の方へ進んでいくと、

駐車場の看板を持った方が立っていたので、聞いてみると、

お宅の敷地に停めさせていただく形の個人駐車場でした。

料金を払ってありがたく使わせていただくことにしました。

※タフトを停めた写真や、料金等の詳細情報は、個人宅のため控えます。

早速、準備と軽い運動をして出発します。

スピード重視ということで、股関節やアキレス腱等、

足の準備運動は念入りにやります。(もう40過ぎですから。)

省エネのためトレッキングポールを使います。

DJI OM4 を右手で持ちながら、ポールも握っている形です。

※撮影するときは、ポールを離します。

道路を少し登っていくと、舗装された林道に繋がります。

ここから登山道に入っていきます。

登山道入り口

大倉尾根の入り口に番号の書かれた標識がありました。

今回は、この標識を撮りながら進んでいきます。

他は眺望があるところを撮影していくにとどめ、歩を進めていくことにします。

撮影した番号の標識を下のギャラリーにまとめました。

基本的には、標識と登山道がわかるような構図にしているつもりですが、

登山客の方々がいて、入ってしまうときには、

標識だけ撮ったあと、タイミングをずらしてその先の道を撮っています。

ギャラリーにまとめてみると、それぞれいろいろな道になってますね。

木の階段だったり、土の道だったり、根が露出した道だったり、

木道だったり、大きな岩があったり、砂利道だったり、

様々な登山道の様子が見えて(後から見ると)楽しいです。

登っているときは修業にしか感じませんでしたが。。

大倉尾根は、急登が続くような場所はありませんが、

塔ノ岳まで7kmくらい、ほぼずっと登り続ける感じです。

途中お茶屋さんがいくつかあるので、休憩するところは困らないですね。

さて、No.1から撮影して行って、序盤No.6から長い間標識が出てきませんでした。

次に出てきたのが、No.12だったのですが、

No.6と12は展望台への回り道の分岐の始点と合流点なので、

展望台の方にあるかもしれないと思い、帰りは展望台を回ることに決めました。

その後、全部撮影できてたな~、と思っていたのに、、、

No.14、22、25、33、36と5つも見逃していたようです。

最後の番号は45のようです。山頂の手前にありました。

また、No.41、42は金冷やしの動画の中で出てきます。

番号の標識ギャラリーを先に振り返ります。

登りの時に見つけられなかったNo.7~11は、展望台のルートにありました。

めでたく(帰りなので)No.11から順番に見つけることができました。

展望台ルートにはテント設置場所や山小屋がありました。

標識通りに進むのであれば、No.6の分岐で展望台ルートを取ってくださいませ。

ここから眺望のあったところを特集していきます。

スピード重視なので、ルートの流れを考えながら撮影をするのではなく、

眺望のあるところだけに絞りました。

ジョギングをしているとき同様、体力を気にしながらの登山となり、

お気楽ではありながら、考え事をしながらの登山にはなりませんでした。

本当に修業のような感じです。

ただ、大倉尾根はトレランをしている方も多く、

トレランの方同士がすれ違う際に、

「何往復目ですか?」という言葉が聞こえて、恐ろしいと思いました。

何往復だったか聞き取れなかったのですが、

複数往復するということですよね。。。

自分には真似できないです。

一つ目の眺望は、序盤No.2と3の間で右手に見えました。

右手方向なので表尾根が見えているんだろうな、と思いつつ、

一番高い山が何なのかは特定できませんでした。

予想では三の塔かなと思ったのですが、

でもそれだと大山が見えてもおかしくないかな、とか

低いところからだから大山は隠れてるのかな、とか考えてました。

朝の東にある太陽の強い光でゴーストが出てます。iPhone 12 miniです。

天気が良く、朝からとても暑かったです。

No.2と3の間からの眺望

一つ目の後はなかなか眺望はありませんでした。

次がNo.22と23の間で右手方向の眺望です。

日当たりは良かったですが、木の間に表尾根が見える程度です。

No.23と24の間での眺望①
No.23と24の間での眺望②

No.37のあたりでは、一気にひらけます。

この日富士山は残念ながら雲にかかっていました。。

雪が融けた頂上は見えますね。

登ってきた方を振り返ってみると、

こちらも雲にかかった箱根の山々と、うっすら伊豆が確認できました。

夏の青空は気持ちよいです。遠くはあまり見えません。

No.37と38の間での眺望①
No.37と38の間での眺望②
No.37と38の間での眺望③

No.40を越えたところでは、左手側が切れ落ちています。

道が広いので危険ではありませんが、崖があるように感じます。

もちろん近づいていないので、実際どれだけ切れ落ちているのかは未確認です。

前方には丹沢山と蛭ヶ岳が見えました。

山肌がわかるくらいまで近づいているのですが、距離はまだまだありそうです。

No.40と41の間での眺望①
No.40と41の間での眺望②

No40を越えた後から金冷やしまでを動画で撮影しました。

DJI OM4 を歩きながら使うとどうなるかという検証です。

※このページでも見れますが、画面が切れるので、
 映像の右下にある全画面表示で見る方がよさそうです。

ずっと画面を見ながら歩くわけではないので、登山に集中できます。

が、道が曲がるときには、パン方向の調整が必要になります。

登り下りでもチルト方向の調整は必要です。

これがなかなか大変でした。

自分で枠を作って追従する機能があるのですが、

登山は目標物があるわけではないので、追従は使えないのです。

ジンバルとしての実力は見ていただければわかると思います。

個人的には満足しています。(今のところ)

いろいろとスマホ用ジンバルは売られていますが、

アプリの内容も調べておくとよいと思いました。

DJIのアプリは、撮影、パンチルト調整、

静止画動画切り替え、ズームを片手でできます。

それ以外の撮影モードや縦横の切り替えは両手必要です。

手で持った状態で撮りながら歩くのは、やはり危険なので、

安全に撮影できるような方法を考えていきたいと思います。

写真より動画の方が、道の様子や勾配がわかるような気がします。

この動画の最後の方が『金冷やし』です。

鉄の棒やロープがなければ、結構怖いやせ尾根かもしれませんが、

安全な整備がされているうえに、木々も多いので危険は少ないです。

金冷やしを越えて、頂上手前のところからも左手側に眺望がありました。

ここでも見えるのは蛭ヶ岳です。

丹沢最高峰だけありますね。

No.44と45の間での眺望

塔ノ岳山頂到着 スタートから6.8km 10:00

約2時間半で塔ノ岳に到着です。

山と高原地図の標準タイムが3時間40分なので、結構頑張りました。

正直辛くて途中でやめようかとも考えました。

金冷やしだけ撮って戻ろうか、とか

10時半になったら引き返そうか、とか

しようもないことを考えていました。

ですが、頂上まで来るとやっぱり達成感がありますね。

これが自分の登山の好きなところなのが実感できました。

お茶の入れ替えとおやつを食べて小休憩し、すぐに下ります。

下りは小走りでいきます。

塔ノ岳山頂①
塔ノ岳山頂②
塔ノ岳山頂③
塔ノ岳山頂④
塔ノ岳山頂⑤

山頂到着時は割と晴れていたのですが、

小休憩している間に真っ白です。

山の天気は本当に変化が速いです。

塔ノ岳山頂(帰り際)

金冷やしは帰りも動画を撮ってみました。

途中切り替わるのは登山客の方とすれ違ったところです。

丹沢でも有名な登山道なので、登られている方は多いです。

帰り道に通ってきた展望台ルートに山小屋がありました。

ここが展望台です。

管理されている方がいらっしゃって、説明してくださいました。

この山小屋は近々取り壊されてしまうそうです。

小さいが以前は40人ほど泊ったこともある山小屋で、

展望を作るために木を切ったともおっしゃってました。

本当はもう少しお話を聞きたかったのですが、

この日のこの時間、あまりにも虫がブンブン飛んでいて耐えられませんでした。。。

蚊なのか、他の虫かわかりませんでしたが、

手で払うと毎回当たるようなすさまじい量です。

ハチやアブではなく、危険性は低いと思いますが、

めちゃくちゃ不快なくらい飛んでました。

途中すれ違った方も、「虫がめちゃめちゃ多いですね」と言ってました。

帽子や服に虫よけスプレーをかけていたのに、

ものともせず(または効果が切れて)飛び回ってました。

今までの登山でも一番多かったくらいです。

大倉高原山の家①
大倉高原山の家 ②
大倉高原山の家 ③
山の家からの眺望
眺望と看板

駐車場到着 12:00

★山行の内容
  総歩行距離:14.22km
  合計時間:4時間37分(昼食休憩なし)
  累積上昇:1,258m
  累積下降:1,229m
  消費カロリー:2,823kcal      ※SUUNTO SPARTAN SPORT WRIST HR調べ

★感想
  大倉尾根(ばか尾根)は長いが、急な勾配は少ないため、
  足が動かなくなるということはなさそう。
  スピード重視でも蛭ヶ岳登頂時ほど、足の疲れはなかった。
  トレッキングポールがあると体力的にはかなり楽になる。
  スマホジンバルとトレッキングポールを両方持つのは大変。
  握力がつらかった。
  距離が長いので、ゆっくり登るときは時間管理が重要。

★高所恐怖症おじさん的採点 ※5段階
  技術:1  道は広いし、木の階段も整備されているし、金冷やしも含め危険はない
  体力:3  スピードを速めたことで体力は使ったが、使い切るほどではない
高所による恐怖:1  全くなし

★今日の忘れ物
  特になし(お気軽だから持っていくものも少ない)

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