天気のよい週末、筑波山まで足を伸ばしてきました。
桜と山を楽しめる、かつ確実に雪のないところを探した結果です。
以前より行きたかったのですが、緊急事態宣言下で自粛していたところです。
やはり人は多かったですが、自分がしっかり対策していれば、
混雑している山でも適正な距離は保てる印象です。
↓観光いばらきHP
https://www.ibarakiguide.jp/db-kanko/mt_tsukuba.html
ナビに登録していた第1市営駐車場に停めました。
朝早くに来るならば第3駐車場か筑波山神社駐車場が登山口から近くてお勧めです。
他にも個人経営の駐車場も多いです。
朝、歩き始める前に車の写真を撮り忘れました。ガラガラで最高だったのですが。。。
登山を終えて戻ってきたら、両側は埋まっていました。
登山開始 8:00
神社方面へ道路を歩いていきます。
第3市営駐車場からは桜の奥に男体山が見えました。
第1市営駐車場から梅林の横を通ったり、山道を抜けたりしていたら、
神社の鳥居まで2km歩きました。
結構登りのきついところがあり、思いもよらず、いい準備運動になってしまいました。
桜が満開の階段を登り、境内を歩いていきます。
筑波山全体が筑波山神社の境内ということで、多くのパワースポットがあると、
来てみて初めて知りました。
登山を楽しみつつ、パワースポットで力を受けてきます。
登山口通過 スタートから2.3km 8:40
ケーブルカーを使われる方は左の階段を登ります。
今の季節はケーブルカーの始発が9:30とのことで、まだ人は多くありません。
鳥居を超えて、登山道に入っていきます。
登山道ナビを登録する際に、ケーブルカーの横を通っていくルートを見て、
登りは急なのだろうと想像していましたが、その通り長い急坂を登っていきます。
樹林帯の中、根が出ていたり、岩がゴロゴロしたりしています。
登山口にある道標では御幸ヶ原まで90分となっていました。
ケーブルカーのケーブル下を通り少しすると『男女川(みなのがわ)源流』があります。
男女川は、桜川に合流し、霞ケ浦に流れ込むとのことです。
登山道は、水が湧き出ており、岩場も濡れているので、スリップ注意です。
男女川を越えて少しトラバースすると、また急坂を登ることになります。
大きな岩がゴロゴロしており、1歩1歩が大股になるため、
『片足休憩歩き』を駆使しながら、歩を進めていきます。
御幸ヶ原手前になると、木製の階段を登っていきます。
最後の登りと思い、力を振り絞って進み続けます。
ずっと登り続けている印象です。
御幸ヶ原に到着しますが、男体山はまだ先ということがわかったので、、、
まずは休憩なしで男体山へ向かいます。
男体山までも急な登りが続きます。
山頂手前は岩場です。手を使う必要がありますが、危険を感じるほどではありません。
男体山登頂 スタートから4.6km 登山口から約2.5km 9:45
3グループくらい写真待ちし、一枚撮影しました。
山頂の桜はまだ咲いていませんでした。。。
700mくらいの標高差で結構違うものです。
男体山からの景色は、残念ながらクリアではありませんでした。
感想としては、、、あまりパッとしない印象でした。
男体山からのルートを考えていたところ、
地図があり、自然研究路の先に展望台があることがわかりましたので、そこまで行ってみます。
自然研究路の先は崩落しているようなので、また男体山へ戻ってくるルートを取ります。
自然研究路の展望台は、大きな岩場になっていました。
先客さんが岩の上で食事されていたので、展望台の全容は撮影できず、
眺めを撮影するにとどめました。
山頂付近に桜は咲いていませんでしたが、かたくりは道沿いにきれいに咲いていました。
紫色の花が映えていて春を感じます。
展望台と男体山の間で一番険しいところです。
岩に囲まれている箇所を越えます。
ここも危険はありませんが、登り続けている体には疲労がたまります。
男体山を後にして、御幸ヶ原へ戻ります。
ここで、行動食(おにぎり)で体力回復し、次は女体山へ向かいます。
筑波山とはなんなのか?という疑問がありました。
山の名前は『男体山』と『女体山』しかでてきません。
御幸ヶ原の看板を見て、この山域全体を筑波山というのかと理解しました。
(このあとこの理解を覆すものが見つかります。)
御幸ヶ原から女体山へは、なだらかで広く、歩きやすい道が続きます。
女体山への道からパワースポットが現れます。私が巡った(見つけた)順です。
《せきれい石》 ※縁結びパワースポット
エビソード:この石の上に鶺鴒がとまり、イザナギの尊とイザナミの尊に夫婦の道を教えた
《ガマ石》 ※金運、出世パワースポット
エピソード:ガマの油を考案した永井兵助がこの石の前で口上の文句を考えた
《天浮橋(あめのうきばし)》 ※縁結びパワースポット
エピソード:イザナギの尊、イザナミの尊が山頂の天浮橋に立ち、かき回した矛からしたたり落ちた
塩で成った島(オノコロジマ)が筑波山で、天地開闢とされる
女体山登頂 スタートから6.2km 登山口から約4km 10:30
女体山山頂に『日本百名山 筑波山』の標識がありました。
この山域の最高峰女体山が代表となって筑波山といわれるのだなと理解できました。
都心を向いた景色ではありませんが、女体山にある大きな岩の上からの眺めが筑波山一でした。
山頂は広くなく、この景色の撮影と天浮橋で人が溢れていました。
順番を待ちつつ、よさげな景色を撮影して退散します。
女体山からは、上の写真にも見える『つつじが丘』の駐車場へ向かい下っていきます。
最初からかなり急な岩交じりの道を下ります。
こちら側から登ってくる方が多く、また、急坂はすれ違う幅(ソーシャルディスタンス)がないので、
すれ違いには時間がかかります。
休憩しながらゆっくりと下ることにします。
急坂なので膝への負担を考えるとちょうどよいですね。
《屏風岩》 (看板を撮影していなかったため情報なし)
垂直な屏風のような岩で、奥にスサノオの尊を祀る安座常神社がある
《北斗岩》 ※奇岩、怪石
天にそびえたつ岩で、北斗星のように動かないことを意味する
《出船入船》 ※信仰、神々 航路の安全を守る神
船玉神(ふなたまかみ)を祀り、この岩より熊野灘を遥拝する
《国割り石》 ※金運、出世パワースポット
エピソード:この石の上に線を引き、治めるべき地方を割り振った
《母の胎内くぐり》 ※奇岩、怪石
筑波山禅譲の行場の一つで、岩を抜けることで、罪穢れのない清い心身に立ち返る
《高天原(たかまがはら)》 ※信仰、神々
天照大神をはじめ多くの神々が坐(おわ)す天上の世界で、
その天照大神を祀る筑波山の摂社『稲村神社』がある
《弁慶七戻り》 ※奇岩、怪石
神々の世界と現世を分かつ場所とされてきた石門
頭上の岩が落ちてきそうで、恐れおののいた弁慶が『七戻り』したといわれる
岩交じりの急坂を、パワースポットを巡りながら下ってきて、
つつじが丘がだいぶ近くなってきました。
女体山からつつじが丘の道は、筑波山神社から御幸ヶ原への登りの迂回的なルートに見えたので、
なだらかな道を思い描いていたのですが、大間違いでした。
特に筑波山神社へ直接下りる分岐までは急坂が多かった印象です。
実際データで見てみると、約900mの距離で150m下ったくらいでした。(17%の勾配)
平均するとそれほどでもないですね。。
ちなみに、つつじが丘までは、約2kmの道のりで350mを下った計算です。(18%の勾配)
つつじが丘通過 スタートから8.2km 登山口から約6km 11:30
時間がお昼に近くなってきたので、休憩せずにそのまま筑波山神社へ向かいます。
少し急ぎ始めています。その理由はこのあとで。
つつじが丘から筑波山神社までは、舗装されたなだらかな登山道を歩いて行きます。
アップダウンも大きくなく、下りの時は足の負担を軽減すべく、小走りで衝撃を抑えます。
登山道終わり スタートから10km 登山道から約8km 11:50
つつじが丘方面への登山口へ到着しました。
登山道はここまでです。
筑波山神社へ戻ってきました。今回はここで登山終了とします。
詳細は番外編で説明します。
駐車場到着 12:00
★山行の内容
総歩行距離:10.45km
合計時間:3時間57分(昼食休憩なし)
累積上昇:931m
累積下降:851m
※気圧計は問題なさそう、時計再起動で復帰
消費カロリー:1,722kcal ※SUUNTO SPARTAN SPORT WRIST HR調べ
★感想
日本百名山で一番低い山だが、登りごたえがあり、体力的にはいい登山練習になる印象
山自体が神社で、パワースポットも多く、大きなパワーを授かれた気がする
登山としての個人的な感覚としては、丹沢大山と同じような感じ
登りは急坂があり、危険はないものの、体力的には侮れない山というところ
女体山からの眺めは壮観(空気が澄んでいればもっとよかったが)
周りに山が少ないので、関東平野一体を見渡せる景色がよい
★高所恐怖症おじさん的採点 ※5段階
技術:2 岩場が多く、バランスを崩さないようにする必要あり
体力:3 登りは距離が短いが、急坂を登り続けるので、ペース配分が重要
高所による恐怖:1 やせ尾根はなし、トラバースも危険な個所はない
★今日の忘れ物
現金:前日買い物に行ってほぼ使い切っていたことを忘れて駐車場まで来てしまった
駐車場(500円)はぎりぎりあったが御朱印を拝受できない状況・・
《番外編》
朝、駐車場で現金が全くなくなってしまったため、、、
筑波山神社へ向かう道にあるホテルにATMはないか伺ってみましたが、
残念ながらありませんでした。
コンビニも数km下らないとないとのことです。
歩いて行けるところとしては唯一ゆうちょ銀行が近くにあると伺いました。
登山開始は8時、ゆうちょ銀行が開くのは9時半、ということで、
登山から帰ってきてからゆうちょ銀行でお金をおろして、
筑波山神社で御朱印拝受する計画にしました。
登山道に拝受できるところがあったら諦めるしかありません。
結果、女体山山頂(筑波山山頂)で社務所が開いていました。残念です。。。
つつじが丘から筑波山神社の道を急いだのも、ATMに間に合うかどうかが不安だったからです。
12時に筑波山神社に着き、ホテルの方に教えていただいたゆうちょ銀行に向かいました。
地元のゆうちょ銀行の認識では、ATMは土曜日でも夕方まで開いているので、
きっと大丈夫だろうと思いつつも、どこか不安がありました。
ゆうちょ銀行に到着したのが12時15分、開いてました!
窓口は既に閉まっていて、ATMコーナーの扉には、『土曜日9:30~12:30』の文字です。
ギリギリ間に合いました。早速筑波山神社に戻って社務所へ向かいます。
御朱印は5種類あり、
・筑波山神社
・恵比寿神
・男体山御本殿
・女体山御本殿
・季節の特別版
となっていました。
気になったので、「この女体山御本殿は山上のものと同じですか?」と伺ったところ、
「同じです」との回答をいただきました。
結果的に、筑波山の御朱印を拝受することができました。
いただく際、「山には登られましたか」と聞かれたので、
『男体山御本殿』と『女体山御本殿』の御朱印は登拝しないといただけないようです。
筑波山で御朱印を拝受して気づいたことがあります。
筑波山神社のように、通常の神社でいただく場合は『奉拝』、
山にある奥宮でいただく場合は『登拝』というみたいです。
満足して駐車場へ戻る道すがら、駐車場の近くに案内があった『梅園』を通りました。
残念ながら梅は咲いていませんでしたが、咲いていたら圧巻だろうなという景色です。
目的地をいい季節と合わせて計画し、その結果を残していくことも考慮していこうと思います。
最後は『つくばグランドホテル』さんで日帰り温泉に入り、本日の山行は終了です。
ちょうどよいタイミングで入違ったため、貸し切り状態で露天風呂も堪能できました。
↓つくばグランドホテル 温泉
https://tsukuba-grandhotel.co.jp/spa/index.html
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