万二郎岳、万三郎岳を登った次の日、内陸の方から八丁池を目指しました。
八丁池から天城峠のルートです。
登山スタート 8:30
国道411号線沿いにある『水生地下駐車場』(無料)にタフトを停めて、
八丁池に向かい登っていきます。
国道から入った旧道は舗装されていない砂利道です。
途中『伊豆の踊子』の石碑がありました。
今度読んでみようと思います。
訪れたところと結びついて情景が想像できるかもしれません。
800mくらい進むと旧天城トンネル方向と山を登る道の分岐があります。
ここにも何台か駐車している車がありました。
今回のルートと同じように、天城峠から旧天城トンネルへ下ってくる場合には、
ここに停めてもよさそうです。
分岐を山方向へ進む道は舗装されていました。
しばらく舗装された道を登っていきます。
スタートから2.2km歩いたところに登山口がありました。
ここから登山道を進んでいきます。
登山道のはじめは道路に沿ってトラバースします。
右に折れてから山道へと入っていきます。
途中みつまたが花を付けようとしていました。
西丹沢のトラバースにも春に多く見かけたことを思い出しました。
まだ咲いている花を拝むことはできていません。黄色い花みたいです。
斜面の中腹を登っていると、はしごがありました。
岩を登りやすくなっており、とても助かります。
スタートから3kmほどで尾根に付くように曲がります。
この辺りは葉のない樹林帯で、空が見えるようになりました。
雲行きは怪しい感じです。。
予報では晴れマーク1つでしたが、降水量の多いエリアなので油断はできないということなのでしょう。
3.6km地点で林道を横切ります。
ベンチがあります。水分補給をして先に進みます。
林道を横切ってからすぐに分岐があります。
八丁池に向かう2つのルートがあるようです。
ナビに登録していた右側の道(短い方)を登っていくことにします。
所々に桜が咲く、なだらかな尾根道を進みます。
もう天気的には曇りです。。
次は谷を横切ります。
そのまま進まないためか、道標があります。
登山道にかかるようにマメザクラが咲いていたので、写真に抑えました。
桜並木とはいきませんが、登山道に薄いピンクの花びらが咲いていると、気分が落ち着きます。
八丁池まで100mの標識と天城峠への分岐です。
ここからは八丁池は見えません。。
八丁池到着 スタートから5.7km 10:15
中間地点の八丁池に到着です。
青空は見えていますが、かなり曇ってきてしまいました。
八丁池自体は、、、鳥がいるわけでなく、静かな池です。
天城山縦走の通過地点として休憩する場所にはよさそうですが、
目的地といった感じの場所ではありませんでした。(個人的印象)
↓伊豆市 観光サイト
http://kanko.city.izu.shizuoka.jp/form1.html?pid=2400
火山湖ではなく、活層湖とのことです。
ここは紅葉の季節がよさそうです。
池の周りには馬酔木が咲いていました。
八丁池に行く分岐へ戻り、天城峠方面へ進んでいきます。
この辺りは木や草が生い茂っており、道が狭くなっています。
途中少しひらけた平坦な場所があり、そこにもきれいな馬酔木が咲いていました。
この辺りで聞いたことのない鳥のさえずりが聞こえたので、
写真に捉えられないか挑戦しましたが、残念ながら撮影できませんでした。。
肉眼でチラッと見えたときには、緑や黄色の鮮やかな色があったような、、、
といった印象でしたが、名前はわかりませんでした。
八丁池から天城峠に向かい少し登ると、トイレのある場所に見晴台への分岐があります。
ここまで展望の良い場所はなかったので、寄り道してみることにしました。
高い展望台だったらどうしようかと思っていましたが、
それほど高そうではなく、安心です。
見晴台からは、各方面を見渡せます。
八丁池方面には山の向こう側に富士山が見えていました。
(一応写真中央から少し左の斜面に富士山の頭が少しだけ見えています。)
ちなみに、今回の山行の中で、この場所が一番怖かったです。。
ファインダーで撮影したあとの、足が地についていない感覚がゾクゾクします。
分岐のトイレで休憩し、天城峠に向かい進んでいきます。
いくつか分岐が出てきますが、天城峠方面はわかりやすいです。
すぐ近くにまた寒天方面への分岐があります。
この辺りは緩やかなトラバースで下っていく感じです。
山の斜面が急なので、トラバースの道が狭く、片側が切れ落ちています。
ザレているところは注意が必要です。
たまに尾根沿いに急坂を下る場所があります。
木の根が出ているので、転ばないように、膝を壊さないように、
ゆっくり横を向きながら下っていきました。
途中向井峠というところがありました。
道標によれば、八丁池から4.4kmということです。
ここまででも結構長かった感覚があります。
天城峠はまだ1km強先になります。
天城峠到着 スタートから12km 12:15
向井峠から尾根、急坂、狭いトラバースを経て、やっと天城峠に到着しました。
急にテーブルが見えて、ここだとすぐにわかりましたが、
誰もおらず寂し気な場所に感じました。
奥には標識があります。ガイドがあるみたいでしたが、確認はしませんでした。
少しくぼんでいるので、強い風が抜けていきます。
ナビにはここから更に進むルートで登録していましたが、
12時を過ぎていたので、ここから駐車場に向かって下ることにしました。
距離的にも12km、2日目で疲れが残っている、午後は観光したい、
ということで躊躇なくショートカットです。
天城峠から天城トンネルの方へ下っていくと、
それほど遠くなく旧天城トンネルへ到着します。
昨日も車で来ましたが、今日は徒歩で登山ルートとして通過していきます。
トンネルの脇にあるトイレの辺りに、天城峠バス停へ下る道標を見つけたので、
車の通る林道ではなく、登山道を下っていくことにしました。
バス停まで下ると、新天城トンネルの前に出ます。
ここから駐車場までは歩道のない道路を歩いて行くことになります。
距離は林道を通るより大幅に短いです。
駐車場到着 12:40
★山行の内容
総歩行距離:13.38km
合計時間:4時間11分(昼食休憩なし)
累積上昇:660m
累積下降:688m
消費カロリー:1,865kcal ※SUUNTO SPARTAN SPORT WRIST HR調べ
★感想
登山ルートとしては、難所ない、展望少ない、単調、という印象
八丁池は春より秋の方がきれいと思われる
天城山(万二郎岳、万三郎岳)からの縦走で考えると、
後半が単調になり無心で歩くことになりそう
全部記憶していないが、演歌天城越えの歌詞を思い出しながら歩くと情景が浮かぶ気がした
(個人的天城越えの解釈はまた次回)
伊豆の踊子を読みたい気持ちにかられた
★高所恐怖症おじさん的採点 ※5段階
技術:1 ザレているトラバースは注意が必要だが、危険を感じるほどではない
体力:3 2日目で下りの負担が更に大きく膝が悲鳴を上げた(歳もあり・・)
高所による恐怖:1 展望台が一番高度感あり
★今日の忘れ物
特になし
《番外編》
帰ってから天城峠付近のことを調べていると、『心霊』というキーワードが多く出てきます。
登山しているときには何も感じませんでした(今まで感じたことがない)が、
好きな方は背景を調べて巡ると、怖さが増すのかもしれません。
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