山梨 身延山地 七面山(1,989m) 参籠体験 裏参道から奥之院経由 2日目 2022年10月

2日目の始まりです。

↓久遠寺HP 七面山登詣ページ
https://www.kuonji.jp/shichimenzan/shichi-tokei.htm

5時になると(太鼓のような)大きな音で起床します。

すぐに布団を片付けるため容赦なく起こされます。

5時半からお勤めがあるので、その前に一度展望台を見に行きました。

天気は良く、富士山の形も見えたので、御来光を拝めそうです。

朝勤は1時間のようですが、宿泊者は御来光を優先してよいとのことです。

6時くらいに日が昇るのに合わせ、10分前くらいに抜け出す感じです。

実際にはもう少し早くから抜けていく方がいらっしゃったので、

自分も便乗してついて行きました。

朝の敬慎院
随神門への階段


ちょうど良い感じです。

まだ昇ってきてはおらず、富士山の形がきれいに見えています。

日が昇るまでずっと眺めていました。

最近すさんでいたこともありましたが、心が洗われます。

参籠と御来光でまた頑張っていこうという気になりました。

お彼岸のときは富士山の頂上から日が昇るそうです。

そのような場所に建てたということなのだとおもいます。

日の出前
御来光
日の出後


朝起きてから仕掛けておいたタイムラプスです。

音も付けているのでご注意ください。

御来光動画


御来光を拝んでから戻ってくると、

まだ朝勤は続いていましたが、敬慎院の方が「食事にしますか?」、

と聞いてきてくださったので、男性グループは朝食に移ります。

夕勤をしっかりしているので、朝はこんなものなのでしょうか。

精進料理に満足です。

今日も長く歩くので、ご飯は多めにいただきます。

手桶にはみそ汁が入っています。これは違和感がありましたね。

一緒に泊まった方たちと笑ってしまいました。(夜も同じ)

朝食


この日の朝は4℃です。

凍えるような寒さではありませんでした。

朝の温度


敬慎院の皆さんにお礼を告げて出発します。

山荘という見方だとかなり設備が整っているところです。

民宿やホテルという見方では少し不便に感じるかもしれません。

自分は山荘のイメージで来ていたので、

至れり尽くせり、参籠体験までできてとても良かったです。

出発時の眺望


登山開始 7:15

随神門から下山開始です。

富士山を見て左手から進んでいきます。

随神門
進む道


吉祥門からもう一度境内に入ります。

ここはまだ表参道の48丁目ですね。

吉祥門


境内からすぐに右手方向へ林道を進んでいきます。

奥之院への道標
境内からの道


なだらかな林道を進んでいくと二之池があります。

鳥居から参拝して先へ進みます。

ちなみに、一之池は敬慎院の裏側にあります。

二之池


林道を歩いていると野鳥と出会いました。

ギャーギャー騒がしい鳴き声で飛び回っていました。

後で調べてみたところカケスというみたいです。

ネットにも鳴き声が騒がしいと書いてありました。

大きさは鳩の一回り小さいくらいで、結構大きな鳥です。

また出会った野鳥の種類が増えました。


御神木への分岐です。

お参りしに御神木へ寄り道します。

御神木分岐


分岐からは結構下っていきます。

枯葉が多いからか、道がわかりにくいです。

所々出てくるロープを頼りに進んでいきます。

分かりにくい下り


御神木に到着です。

歴史のある御神木はパワーを感じます。

ここから奥之院へ出る道もあるようなのですが、

下りてくるときにわかりにくかったのと、

先の道にも目印らしきものがなかったので、

先ほどの分岐まで戻ることにします。

御神木
大イチイの看板


戻る途中で鹿に会いました。

木の皮を食べたり、こすりつけたりしていました。

全く逃げる気配がなく、逆に襲ってきそうな感じでした。。

横をかすめて通り過ぎていきます。

雄鹿


奥之院到着 スタートから2.17km 8:00

奥之院までやってきました。

敬慎院からここまでの道は林道です。

奥之院入口
御神木分岐
奥之院本殿


参拝してから御首題を拝受します。

奥之院の展望台からも富士山が良く見えます。

随神門と比べると、少し展望の範囲が狭いくらいですかね。

奥之院でも宿泊して参籠体験できるみたいです。

奥之院からの富士山


本殿の右側を抜けて裏参道(北参道)へ進みます。

ここから登山道っぽくなります。

また下りの勾配も急になっていきます。

裏参道への道


途中、分岐がありました。

左側の道は閉鎖されています。

分岐


朝日の差し込むなだらかな尾根道を通ります。

朝日の差し込む場所から、

右手側は紅葉の中の朝日が鮮やかですが、

左手側は杉の樹林帯になっています。

全く違う景色となっていることが印象的でした。

日の差し込む尾根
太陽側
日陰側


紅葉の道の先に明浄坊が見えてきました。

明浄坊手前


こちらでも参拝して先へ進みます。

人は誰もいないようです。

明浄坊


この辺りから勾配が急になっていきます。

つづら折りですがかなり急です。

枯葉が多く、ガレたところも多いので、注意が必要です。

転ぶまではいきませんが、何度か滑っています。

そんな中、人が座っているように見えたところがあり、、

少しびっくりしたものの、標識に上着がかけられていただけでした。

忘れ物や落とし物かもしれません。

上着がかけられた標識は24丁目の石碑です。

裏参道にも簡単な何丁目の標識がありました。

全部は見つけていませんが、所々わかりやすいものがあります。

上着を着た24丁目


安住坊到着 スタートから5.34km 9:00

こちらにも御神木があります。

この御神木からもパワーをいただきました。

参拝して先へ進みます。

安住坊手前
御神木
大トチノキの看板


遠くの山が見えるひらけたところがあります。

ひらけたのはここくらいですね。

少しひらけた道


1桁のところまで下りてきました。

あと少しです。

ずっときつい下り勾配が続くので、足の負担が大きい道です。

帰りも表参道からゆっくり下った方がいいかもしれません。

距離が長いので、なだらかなのかと思いこのルートを選びましたが、

明浄坊以降、表参道と同じか、それ以上の勾配のところもあります。

7丁目


1丁目まで下りてきました。

お地蔵さんが並んでいます。

無事下りてこれたことを報告して帰ります。

1丁目
南無妙法蓮華経石碑


鳥居で一礼して登山道は終了です。

大鳥居


登山口である神通坊を通って、

あとは駐車場まで川沿いの道を歩いていきます。

神通坊
登山口
登山道マップ


上流に向かっていくので登りです。

最後に登りはなかなか体に堪えますね。

道路から見える川
駐車場手前
後ろの景色


駐車場到着 10:30

★山行の内容
  総歩行距離:11.11km
  合計時間:3時間11分 (休憩なし)
  累積上昇:250m
  累積下降:1,511m
  消費カロリー:1,391kcal
  ※SUUNTO SPARTAN SPORT WRIST HR調べ

★感想
  奥之院下の御神木への道は道迷い注意
  朝勤のあとだからか途中の建物には誰もいない
  御神木は2つあり、両方ともパワーを感じる
  2日を通して気持ちが晴れ晴れする感じを受ける
  裏参道は距離が長いものの勾配は急なところが多い
  登りで使った方がいいかもしれない

★高所恐怖症おじさん的採点 ※5段階
  技術:2  枯葉のあるガレ道でスリップ注意
  体力:2  下りだけだが結構体力を使う
高所による恐怖:1  危険を感じるところはない

★今日の忘れ物
  特になし


《番外編》

日蓮宗総本山の久遠寺が近いので、

今一度参拝していきます。御首題帳の袋も買いたいと考えています。

※敬慎院には袋が売られていません。

三門


本殿への階段は急です。

手すりを使ってゆっくり上がっていかないと危ないです。

疲れていると後ろにひっくり返りそうになります。。

本殿への階段


今回最後の参拝(無事の報告)をして御首題を拝受しました。

カバーも無事購入できました。

久遠寺本殿
境内全体


下りは女坂からです。

女坂入口


下りてから昼食を玉川楼さんで取りました。

三門から500mくらい下りたところですかね。

定食屋さんです。うな重をいただき大満足です。

関西系の焼きうなぎでした。2,000円台のお手頃価格で提供されています。

他にもいろいろな定食がありました。

これで、2日にわたる登山と参籠体験は終了です。

また登拝できる場所を探していきます。

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