2日目の始まりです。
↓久遠寺HP 七面山登詣ページ
https://www.kuonji.jp/shichimenzan/shichi-tokei.htm
5時になると(太鼓のような)大きな音で起床します。
すぐに布団を片付けるため容赦なく起こされます。
5時半からお勤めがあるので、その前に一度展望台を見に行きました。
天気は良く、富士山の形も見えたので、御来光を拝めそうです。
朝勤は1時間のようですが、宿泊者は御来光を優先してよいとのことです。
6時くらいに日が昇るのに合わせ、10分前くらいに抜け出す感じです。
実際にはもう少し早くから抜けていく方がいらっしゃったので、
自分も便乗してついて行きました。


ちょうど良い感じです。
まだ昇ってきてはおらず、富士山の形がきれいに見えています。
日が昇るまでずっと眺めていました。
最近すさんでいたこともありましたが、心が洗われます。
参籠と御来光でまた頑張っていこうという気になりました。
お彼岸のときは富士山の頂上から日が昇るそうです。
そのような場所に建てたということなのだとおもいます。



朝起きてから仕掛けておいたタイムラプスです。
音も付けているのでご注意ください。
御来光を拝んでから戻ってくると、
まだ朝勤は続いていましたが、敬慎院の方が「食事にしますか?」、
と聞いてきてくださったので、男性グループは朝食に移ります。
夕勤をしっかりしているので、朝はこんなものなのでしょうか。
精進料理に満足です。
今日も長く歩くので、ご飯は多めにいただきます。
手桶にはみそ汁が入っています。これは違和感がありましたね。
一緒に泊まった方たちと笑ってしまいました。(夜も同じ)

この日の朝は4℃です。
凍えるような寒さではありませんでした。

敬慎院の皆さんにお礼を告げて出発します。
山荘という見方だとかなり設備が整っているところです。
民宿やホテルという見方では少し不便に感じるかもしれません。
自分は山荘のイメージで来ていたので、
至れり尽くせり、参籠体験までできてとても良かったです。

登山開始 7:15
随神門から下山開始です。
富士山を見て左手から進んでいきます。


吉祥門からもう一度境内に入ります。
ここはまだ表参道の48丁目ですね。

境内からすぐに右手方向へ林道を進んでいきます。


なだらかな林道を進んでいくと二之池があります。
鳥居から参拝して先へ進みます。
ちなみに、一之池は敬慎院の裏側にあります。

林道を歩いていると野鳥と出会いました。
ギャーギャー騒がしい鳴き声で飛び回っていました。
後で調べてみたところカケスというみたいです。
ネットにも鳴き声が騒がしいと書いてありました。
大きさは鳩の一回り小さいくらいで、結構大きな鳥です。
また出会った野鳥の種類が増えました。


御神木への分岐です。
お参りしに御神木へ寄り道します。

分岐からは結構下っていきます。
枯葉が多いからか、道がわかりにくいです。
所々出てくるロープを頼りに進んでいきます。

御神木に到着です。
歴史のある御神木はパワーを感じます。
ここから奥之院へ出る道もあるようなのですが、
下りてくるときにわかりにくかったのと、
先の道にも目印らしきものがなかったので、
先ほどの分岐まで戻ることにします。



戻る途中で鹿に会いました。
木の皮を食べたり、こすりつけたりしていました。
全く逃げる気配がなく、逆に襲ってきそうな感じでした。。
横をかすめて通り過ぎていきます。
奥之院到着 スタートから2.17km 8:00
奥之院までやってきました。
敬慎院からここまでの道は林道です。



参拝してから御首題を拝受します。
奥之院の展望台からも富士山が良く見えます。
随神門と比べると、少し展望の範囲が狭いくらいですかね。
奥之院でも宿泊して参籠体験できるみたいです。

本殿の右側を抜けて裏参道(北参道)へ進みます。
ここから登山道っぽくなります。
また下りの勾配も急になっていきます。

途中、分岐がありました。
左側の道は閉鎖されています。

朝日の差し込むなだらかな尾根道を通ります。
朝日の差し込む場所から、
右手側は紅葉の中の朝日が鮮やかですが、
左手側は杉の樹林帯になっています。
全く違う景色となっていることが印象的でした。



紅葉の道の先に明浄坊が見えてきました。

こちらでも参拝して先へ進みます。
人は誰もいないようです。

この辺りから勾配が急になっていきます。
つづら折りですがかなり急です。
枯葉が多く、ガレたところも多いので、注意が必要です。
転ぶまではいきませんが、何度か滑っています。
そんな中、人が座っているように見えたところがあり、、
少しびっくりしたものの、標識に上着がかけられていただけでした。
忘れ物や落とし物かもしれません。
上着がかけられた標識は24丁目の石碑です。
裏参道にも簡単な何丁目の標識がありました。
全部は見つけていませんが、所々わかりやすいものがあります。

安住坊到着 スタートから5.34km 9:00
こちらにも御神木があります。
この御神木からもパワーをいただきました。
参拝して先へ進みます。



遠くの山が見えるひらけたところがあります。
ひらけたのはここくらいですね。

1桁のところまで下りてきました。
あと少しです。
ずっときつい下り勾配が続くので、足の負担が大きい道です。
帰りも表参道からゆっくり下った方がいいかもしれません。
距離が長いので、なだらかなのかと思いこのルートを選びましたが、
明浄坊以降、表参道と同じか、それ以上の勾配のところもあります。

1丁目まで下りてきました。
お地蔵さんが並んでいます。
無事下りてこれたことを報告して帰ります。


鳥居で一礼して登山道は終了です。

登山口である神通坊を通って、
あとは駐車場まで川沿いの道を歩いていきます。



上流に向かっていくので登りです。
最後に登りはなかなか体に堪えますね。



駐車場到着 10:30
★山行の内容
総歩行距離:11.11km
合計時間:3時間11分 (休憩なし)
累積上昇:250m
累積下降:1,511m
消費カロリー:1,391kcal
※SUUNTO SPARTAN SPORT WRIST HR調べ
★感想
奥之院下の御神木への道は道迷い注意
朝勤のあとだからか途中の建物には誰もいない
御神木は2つあり、両方ともパワーを感じる
2日を通して気持ちが晴れ晴れする感じを受ける
裏参道は距離が長いものの勾配は急なところが多い
登りで使った方がいいかもしれない
★高所恐怖症おじさん的採点 ※5段階
技術:2 枯葉のあるガレ道でスリップ注意
体力:2 下りだけだが結構体力を使う
高所による恐怖:1 危険を感じるところはない
★今日の忘れ物
特になし


《番外編》
日蓮宗総本山の久遠寺が近いので、
今一度参拝していきます。御首題帳の袋も買いたいと考えています。
※敬慎院には袋が売られていません。

本殿への階段は急です。
手すりを使ってゆっくり上がっていかないと危ないです。
疲れていると後ろにひっくり返りそうになります。。

今回最後の参拝(無事の報告)をして御首題を拝受しました。
カバーも無事購入できました。


下りは女坂からです。

下りてから昼食を玉川楼さんで取りました。
三門から500mくらい下りたところですかね。
定食屋さんです。うな重をいただき大満足です。
関西系の焼きうなぎでした。2,000円台のお手頃価格で提供されています。
他にもいろいろな定食がありました。
これで、2日にわたる登山と参籠体験は終了です。
また登拝できる場所を探していきます。
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