山梨県 道志山塊 杓子山(1,598m) 鹿留山(1,632m) 秋の富士山展望 2020年秋

また2020年の山行記録に一度戻ります。

当時、秋の登山に行くのはどこがよいかと探し、

登り道のどこからでも富士山の眺めがよいと見つけた杓子山に登ってきました。

杓子山は富士山の東側に位置しているため、

明け方から登って朝日の当たる景色を見ようと早出しました。

真っ暗な中、バイクで246(国道246号線)をひたすら進み、

御殿場へ行く手前から山中湖方面へ向かいましたが、

体が完全に冷え、足も感覚がなくなるくらい冷たくなってしまいました。

この状態で登山はまずいと思い、、

山中湖方面へ曲がったあとコンビニでコーヒーや肉まんで体を少し温めて

少し明るくなるのを待ってから、駐車場へ向かいました。

それでもまた体が寒くなり、これで登れるのかと思いながら出発したことを思い出します。

登山スタート 6:50

杓子山へ登るための駐車場は『鳥居地峠』になります。(ナビで出てきました)

この時間でも数台の駐車場部分は満車になっており、路肩に車を止めている方もいました。

バイクは登山に向かう林道の入り口に停めて、登山スタートです。

最初は舗装されていない林道を歩いて行きます。

登山口はその途中左にそれる形であります。

自分は登山口を見つけられず、一度通り過ぎていきました。。。

ナビから離れていくこと、登っていく道ではなかったことから、

引き返して見つけることができました。

同じ時間に登山開始した方が何名かいらっしゃいましたが、

みなさん間違えていたようなので、わかりにくい登山口だと思われます。

林道と通り、登山口に逸れずにひらけたところに出たら、行き過ぎです。

無事登山口を見つけ、すぐに尾根に乗った形で登っていきます。

樹林帯から出ると、急な直登が始まりますが、振り返るときれいな富士山を見ることができます。

朝日が草木や富士山に当たり、朝の眺めはとてもきれいでした。

まだ太陽が低いので、富士山の山腹の凹凸に陰影ができ、

昼間の富士山とは一味違った印象を受けました。

この日は、朝方もやがかかっており、登山道から山中湖方面を見ると幻想的でした。

朝の富士山
朝もやの街並み

樹林帯を抜けてからの直登は、後ろにずっと富士山がいます。

ところどころで振り返り、きれいなアングルがないか探しながら歩いていました。

少し台上になったとところがあったので、

そこからズームして富士山単独の写真を残してみました。

上り坂途中から富士山アップ

直登はきついですが、秋のすすきがきれいで、疲れたら後ろを向いて富士山を拝む、

この日は天気も良く、相当気持ちよかったです。

朝は体の芯まで冷え切ってましたが、この辺りでは汗ばんで寒さはありませんでした。

すすきのきれいな登山道
少し登ったところからの山中湖方面展望
さらに登り進めたところからの富士山

高座山手前は一番の急坂で、

土の道なのですが、気を付けないと滑り落ちそうなくらい急だった記憶があります。

背中の荷物の重さで後ろに転げ落ちそうな気さえしました。

データで見てみると、最後の100mで50m弱登っています。傾斜30°です。(57%の登り)

登ってきた道

高座山通過 スタートから2.2km 7:40

登り切ったとき、ここが杓子山か~、割と近かったなと思った覚えがあります。

残念ながら途中の高座山というところでした。

直登の疲れを少し休めて、杓子山へ向かっていきます。

高座山山頂
高座山からの富士山展望

高座山からは樹林帯に入り、下っていきました。

鞍部には林道との合流していて、看板や道標があります。

林道には合流するものの、そのまま登山道を進んでいく形で杓子山へ向かっていきます。

林道に沿う登山道

杓子山へ向かう最後の階段を登っていきます。

鞍部からは1kmで約270m登ります。(約28%の登り)

杓子山への登り

杓子山登頂 スタートから4.3km 8:45

杓子山まで登り詰めました。

評判通り、展望は最高です。

富士山を眺めてもよし、山中湖を眺めてもよし、南アルプスまで見える、

まさにパノラマ展望でした。

この日は、山頂でインスタントラーメンを作り、

パノラマ展望を堪能しながら、相当早い昼食を取りました。

杓子山の祠
山頂の標識と富士山
山頂から富士山単独
山頂から山中湖
山頂の鐘と富士山

杓子山ピストンでは、10kmも歩かないので、

鹿留山(ししどめやま)まで足を運び、そこから下って車道から戻ります。

鹿留山までは樹林帯で展望は皆無だったと思います。

写真があまり残っていませんでしたから。。。

一部岩のある険しい部分がありましたが、危険は感じなかったと思います。

鹿留山への道

鹿留山登頂 スタートから5.8km 10:00

杓子山からは一組くらいしか会わず、

樹林帯の尾根を軽くアップダウンしながら鹿留山までたどり着きました。

鹿留山は展望もなく、小さな看板があるだけでした。

登山の訓練的にここまで来て、ピストンしていく人が多いのでしょうか。

よくわかりませんが、特に時間は取らず、下りへの分岐へ戻ります。

鹿留山山頂

鹿留山の300mほど手前に二十曲峠へ下る分岐があります。

ここから、下っていきます。

下り道への分岐

このくだりが相当急でした。

分岐から500mを歩いて、200m下ってます。(約44%の下り)

写真は下った後に下から撮ったものです。

下ってきた道を下から①
下ってきた道を下から②

約2.5kmの下り坂を進んできて、やっとなだらかな下りになります。

途中立ノ塚峠で右に折れ、舗装されていない林道を通っていきました。

そのまま進むと舗装された道に出ます。

ここから真正面に富士山が見えました。

舗装道路に出たところから見える富士山

あとは、道路を下り、住宅街を通って、スタート地点の『鳥居地峠』へ戻ります。

道路に出てから鳥居地峠までは4km強です。

駐車場へ到着 12:00

★山行の内容
  総歩行距離:13.74km
  合計時間:5時間11分(休憩込み)
  累積上昇:949m
  累積下降:931m
  消費カロリー:2,489kcal      ※SUUNTO SPARTAN SPORT WRIST HR調べ

★感想
  富士山展望が圧倒的な魅力
  山頂だけでなく、登りながらもずっと富士山が見えるのはとても気持ちいい
  最初の急な直登が一番つらかった
  階段になっていないため、坂道を手を使いながら登っていくくらい
  危険を感じるような箇所は特になかった
  早朝がおすすめ

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