静岡 愛鷹連邦 越前岳(1,504m) 黒岳(1,086m) 雪のない冬山 2021年最後の運動 2021年12月

地元神奈川を出て、雪のない山を目指し、

以前から登りたいと考えていた『愛鷹連峰』に行くことにしました。

朝早く出発して山に向かっていると、

富士山が朝日に照らされて赤く焼け始めてきます。

なかなか見ることのできない景色だったので、

車を停めて写真に収めておきます。

朝日を浴びる富士山


裾野ICから10kmくらいで山神社駐車場に到着です。

40台くらいの規模の駐車場ですが、まだ3台くらいしか停まっていません。

駐車場のタフト
駐車場にある看板


今回の予定ルートは山神社から黒岳へ寄り道して、越前岳で昼食、

呼子岳方面経由で山神社へ下っていく周回です。

呼子岳から北沢出合までが黄色なのが気になります。

エスケープルートは『引き返し』です。

登山口にあるトレッキングルート


登山開始 7:45

山神社入口が登山口です。

鳥居をくぐって登山道に入っていきます。

登山口


登山道に入ってすぐに山神社があります。

朝は挨拶だけにして、戻ってきたら御祈祷します。

入口にある神社


最初の目印は『富士見峠(黒岳分岐)』です。

そこまでは沢らしき谷の中腹をトラバースして登っていきます。

序盤の登山道


狭いところにはロープが張られていて危険は感じません。

ロープのあるトラバース


ガレたトラバースは滑らないように注意して進みます。

ガレたトラバース


途中に鉄の梯子がかかっていますが、

梯子なしでも登っていけます。

足をかけるくらいに使って通過していきます。

梯子のある登山道


体が温まって汗ばんできたくらいに愛鷹山荘を通過です。

ここで来ているものを調整していきます。

富士見峠まではもう少しのはずです。

愛鷹山荘


見えました。富士見峠(黒岳分岐)です。

黒竹分岐手前


分岐から右に折れて、『黒岳』に向かいます。

ここから尾根を進んでいきます。

黒岳への道


峠から登りに入ると勾配が急になります。

黒岳までは120mくらい高度を上げるようです。

黒岳への登り


急勾配を抜けてなだらかになると、

左手にベンチのある小ピークに到着します。

黒岳の標識はありません。

ナビを見てみるとまだ先に続いているのと、

先の方から登山者が進んできたところから、

黒岳はまだ先のように思えたので、行ってみることにします。

この日はまだ時間に余裕がありますので。

富士展望台ベンチ
ベンチからの眺望


先へ進んでみると、まだ道があります。

少し下って登り返します。

先にはピークが見えるのでこの先が黒岳だと思われます。

黒岳手前の道


黒岳山頂到着 スタートから2km 8:35

黒岳に到着で来ました。

ちゃんと標識もあります。

ひらけていて富士山の眺望がすばらしいです。

ここは途中地点なので、少しの間景色を眺めて戻ります。

黒岳山頂
広場からの富士山
富士山メイン


富士見峠へ戻っていると、『黒岳の自然杉』という看板がありました。

有名な天然記念物のようです。

全体を見てみると立派で、しっかり直立している姿が歴史を感じさせます。

黒岳の自然杉
自然杉全体


富士見峠に戻ってきました。

次は直進して『越前岳』に向かいます。

越前岳分岐


越前岳への道はなだらかな尾根道から始まります。

なだらかな登り


次第に勾配が急になってきて、くぼんだ道通っていきます。

窪みにある階段


まだ朝方なのと気温も低いためか、

霜柱はガリガリで、踏んで歩いて行ってもぬかるみはしません。

窪みの急登


長く立派な霜柱だったので接写してみました。

長く成長した霜柱


途中『鋸岳展望台』が出てきます。

ここから左に逸れて少し進んだところにあります。

鋸岳展望台入口


鋸岳は『危険ルート』になっています。

見てみてもギザギザで尾根が細いように見えるので、

あそこを通る勇気はまだありませんね。。

鋸岳展望台
鋸岳


更に進むと『注意』の看板が出てきます。

左手側が崖になっています。

注意看板


完全に切れ落ちてます。

眺望はいいのですが、怖さが出てきます。

この後、どれだけ高度感がある道なのか少し不安を覚えました。

まあ、安全ルートと書いてあったので、山頂までは気を付けて登っていきます。

崖からの眺望①
崖からの眺望②


ここから道が細くなり、岩も増えてきます。

緊張感を持ちながら進んでいきます。

狭い稜線


ちょっとしたコル部が出てきました。

枯れ木の間にピークらしきものが見えます。

あのあたりが越前岳山頂ならあと少しです。

ピークの見える稜線


富士見台』という広場に出ました。

脚立がおいてあり、そこに登って見るということでしょうか。

黒岳の眺望の方がよかったので、ここはスルーしていきます。

富士見台


大きな岩がごつごつしている道です。

高度感はないので、怖くはありません。

富士見台先の岩場


山頂間近までくると岩もなく、霜柱もなく、

氷の結晶が地面にあるような道になります。

越前岳山頂手前の道


越前岳到着 スタートから5.3km 10:05

越前岳に到着です。愛鷹連邦の最高峰です。

最初の印象は『風が強い』です。

山頂に入った途端西側からの風がビュンビュン吹いてきます。

温まっていた体が一気に冷えていくのがわかります。

とりあえず上着を着て、、少し休憩します。

本当はここで昼食を取る予定でしたが、、、ゆっくりしていく気になりません。

というわけで、写真を撮って先へ進むことにします。

越前岳の標識
越前岳山頂


駿河湾周辺が一望できます。

先の方に高い山がないので、解放感が大きいです。

富士山方面はほとんど眺望ありません。

駿河湾方面の眺望
伊豆方面の眺望


雪がないか下調べしていた時に、

4日ほど前に登られた方の情報を見つけ、

そのときはきれいな霧氷になっていましたが、

晴れが続いていたためか、この日は枝が結構露出しています。

それでもきれいに感じました。

霧氷


さて、ここからのルートを検討です。

本来なら呼子岳の方へ下りようと思っていましたが、

かなり風が強く、その風を受けて稜線を進んでいくのが厳しく感じました。

進めなくなったら戻ることになりますが、

そうすると5kmを越える距離を戻ることになります。

雪はないとはいえ、冬の山で風が強い中稜線を進むのは危険と考え、

ピストンに切り替えることにしました。

昼食は景色の良かった黒岳で取ることにします。

黒岳手前の道は風が強かったですが、黒岳はだいぶましだったので。

ちなみに、富士見峠から越前岳まではほとんど風は吹いていませんでした。

帰りの下りはじめ


登ってきた道を戻っていっているわけですが、

ふと左側がひらけて富士山が見えるところがありました。

登ってくるときには気づかなかった場所です。

少しずつ雲が出始めています。

途中に見えた富士山


下り側の注意看板です。

崖をかわしていくので、歩く道は恐怖感ありません。

注意の看板(下り)


登りではほとんどがくぼんだ道だったのですが、

下りではくぼむ道をかわすルートがあることに気づきました。

下りは全てかわし道を通っていくことにします。

こちらにの道にはピンクのマークが所々ついています。

この道が本線なのでしょうか。。

でも道がわかりにくいところがあったり、

右側が崖に近かったりと、危ない気はするんですけどね。

窪みの横の道
窪みの道と横の道①


そんな感じで、登りとは違った道を通り富士見峠を通過です。(3回目)

富士見峠


富士見峠から黒岳に向かう登りが結構きついんです。

この辺りは風も強いですし。

急な木の階段が出てくると、間違えた小ピークまでもう少しです。

富士見峠からの登り2回目

黒岳山頂(2回目) スタートから8.7km 11:30

再び黒岳に到着です。

富士山には雲がかかってしまいました。

それでも青空もありきれいです。

黒岳山頂2回目


富士山を眺めるような配置でベンチが2つあります。

1つは先客がいらっしゃいました。

富士山が近い方のベンチがあいていたので、ここで昼食にします。

カップラーメンと行動食という質素なものです。。

カップラーメンはコンビニで購入したので、

コンビニにしか売っていないようなものを選びました。

セブンブランドです。

普通のはスーパーで安く買えるので、コンビニで買う気にならないのです。。

味は一般的な醤油ラーメンという感じですが、

出汁が効いていておいしかったです。

最近のコンビニ食品は本当においしいと思います。

昼食


食後にコーヒーを飲んで、下山していきます。

コーヒー
ベンチからの眺望


残りの下りは2km程度なので、気楽に進んでいきます。

4回目の富士見峠です。

道標に標高も書いてあるので、写真に撮っておきました。

富士見峠再び


下山途中に出てくる岩場の登り返しは、

登ってくるときとは印象が異なります。

疲れてもいるので、ロープを掴みつつ進んでいきます。

帰りにある登り


あとは無心で下りてきました。

山神社でお賽銭と無事到着できたお礼を伝えて車に戻ります。

入口

駐車場到着 12:45

★山行の内容
  総歩行距離:11.01km
  合計時間:5時間05分(黒岳で昼食休憩)
  累積上昇:1,034m
  累積下降:1,026m
  消費カロリー:1,781kcal      ※SUUNTO SPARTAN SPORT WRIST HR調べ

★感想
  山神社から富士見峠まではトラバースで細いところは注意必要
  黒岳へは行けるところまで行った終点という感じ
  眺望がよいのでおすすめ
  越前岳への道は最終的に危険はなし
  崖が近いため緊張感はあった
  越前岳頂上と黒岳手前富士展望付近は風が強い(特に越前岳)
  西側の稜線の道がどれだけ強風かはわからず

★高所恐怖症おじさん的採点 ※5段階
  技術:2  岩場や急勾配があるので注意
  体力:3  終盤の黒岳登り返しが堪える
高所による恐怖:2  崖に近づかなければ恐怖はない(周回ルートは不明)

★今日の忘れ物
  トレッキングポール


《番外編》
天気が良かったので、帰りは御殿場から高速に乗りました。

国道469号線の裾野を走る道は眺望が良いです。

箱根の山々はもちろん、丹沢の方まで見えました。

最近よく目にする金時山も確認しておきました。

箱根の山々
富士山裾の道路

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