地元神奈川を出て、雪のない山を目指し、
以前から登りたいと考えていた『愛鷹連峰』に行くことにしました。
朝早く出発して山に向かっていると、
富士山が朝日に照らされて赤く焼け始めてきます。
なかなか見ることのできない景色だったので、
車を停めて写真に収めておきます。
裾野ICから10kmくらいで山神社駐車場に到着です。
40台くらいの規模の駐車場ですが、まだ3台くらいしか停まっていません。
今回の予定ルートは山神社から黒岳へ寄り道して、越前岳で昼食、
呼子岳方面経由で山神社へ下っていく周回です。
呼子岳から北沢出合までが黄色なのが気になります。
エスケープルートは『引き返し』です。
登山開始 7:45
山神社入口が登山口です。
鳥居をくぐって登山道に入っていきます。
登山道に入ってすぐに山神社があります。
朝は挨拶だけにして、戻ってきたら御祈祷します。
最初の目印は『富士見峠(黒岳分岐)』です。
そこまでは沢らしき谷の中腹をトラバースして登っていきます。
狭いところにはロープが張られていて危険は感じません。
ガレたトラバースは滑らないように注意して進みます。
途中に鉄の梯子がかかっていますが、
梯子なしでも登っていけます。
足をかけるくらいに使って通過していきます。
体が温まって汗ばんできたくらいに愛鷹山荘を通過です。
ここで来ているものを調整していきます。
富士見峠まではもう少しのはずです。
見えました。富士見峠(黒岳分岐)です。
分岐から右に折れて、『黒岳』に向かいます。
ここから尾根を進んでいきます。
峠から登りに入ると勾配が急になります。
黒岳までは120mくらい高度を上げるようです。
急勾配を抜けてなだらかになると、
左手にベンチのある小ピークに到着します。
黒岳の標識はありません。
ナビを見てみるとまだ先に続いているのと、
先の方から登山者が進んできたところから、
黒岳はまだ先のように思えたので、行ってみることにします。
この日はまだ時間に余裕がありますので。
先へ進んでみると、まだ道があります。
少し下って登り返します。
先にはピークが見えるのでこの先が黒岳だと思われます。
黒岳山頂到着 スタートから2km 8:35
黒岳に到着で来ました。
ちゃんと標識もあります。
ひらけていて富士山の眺望がすばらしいです。
ここは途中地点なので、少しの間景色を眺めて戻ります。
富士見峠へ戻っていると、『黒岳の自然杉』という看板がありました。
有名な天然記念物のようです。
全体を見てみると立派で、しっかり直立している姿が歴史を感じさせます。
富士見峠に戻ってきました。
次は直進して『越前岳』に向かいます。
越前岳への道はなだらかな尾根道から始まります。
次第に勾配が急になってきて、くぼんだ道通っていきます。
まだ朝方なのと気温も低いためか、
霜柱はガリガリで、踏んで歩いて行ってもぬかるみはしません。
長く立派な霜柱だったので接写してみました。
途中『鋸岳展望台』が出てきます。
ここから左に逸れて少し進んだところにあります。
鋸岳は『危険ルート』になっています。
見てみてもギザギザで尾根が細いように見えるので、
あそこを通る勇気はまだありませんね。。
更に進むと『注意』の看板が出てきます。
左手側が崖になっています。
完全に切れ落ちてます。
眺望はいいのですが、怖さが出てきます。
この後、どれだけ高度感がある道なのか少し不安を覚えました。
まあ、安全ルートと書いてあったので、山頂までは気を付けて登っていきます。
ここから道が細くなり、岩も増えてきます。
緊張感を持ちながら進んでいきます。
ちょっとしたコル部が出てきました。
枯れ木の間にピークらしきものが見えます。
あのあたりが越前岳山頂ならあと少しです。
『富士見台』という広場に出ました。
脚立がおいてあり、そこに登って見るということでしょうか。
黒岳の眺望の方がよかったので、ここはスルーしていきます。
大きな岩がごつごつしている道です。
高度感はないので、怖くはありません。
山頂間近までくると岩もなく、霜柱もなく、
氷の結晶が地面にあるような道になります。
越前岳到着 スタートから5.3km 10:05
越前岳に到着です。愛鷹連邦の最高峰です。
最初の印象は『風が強い』です。
山頂に入った途端西側からの風がビュンビュン吹いてきます。
温まっていた体が一気に冷えていくのがわかります。
とりあえず上着を着て、、少し休憩します。
本当はここで昼食を取る予定でしたが、、、ゆっくりしていく気になりません。
というわけで、写真を撮って先へ進むことにします。
駿河湾周辺が一望できます。
先の方に高い山がないので、解放感が大きいです。
富士山方面はほとんど眺望ありません。
雪がないか下調べしていた時に、
4日ほど前に登られた方の情報を見つけ、
そのときはきれいな霧氷になっていましたが、
晴れが続いていたためか、この日は枝が結構露出しています。
それでもきれいに感じました。
さて、ここからのルートを検討です。
本来なら呼子岳の方へ下りようと思っていましたが、
かなり風が強く、その風を受けて稜線を進んでいくのが厳しく感じました。
進めなくなったら戻ることになりますが、
そうすると5kmを越える距離を戻ることになります。
雪はないとはいえ、冬の山で風が強い中稜線を進むのは危険と考え、
ピストンに切り替えることにしました。
昼食は景色の良かった黒岳で取ることにします。
黒岳手前の道は風が強かったですが、黒岳はだいぶましだったので。
ちなみに、富士見峠から越前岳まではほとんど風は吹いていませんでした。
登ってきた道を戻っていっているわけですが、
ふと左側がひらけて富士山が見えるところがありました。
登ってくるときには気づかなかった場所です。
少しずつ雲が出始めています。
下り側の注意看板です。
崖をかわしていくので、歩く道は恐怖感ありません。
登りではほとんどがくぼんだ道だったのですが、
下りではくぼむ道をかわすルートがあることに気づきました。
下りは全てかわし道を通っていくことにします。
こちらにの道にはピンクのマークが所々ついています。
この道が本線なのでしょうか。。
でも道がわかりにくいところがあったり、
右側が崖に近かったりと、危ない気はするんですけどね。
そんな感じで、登りとは違った道を通り富士見峠を通過です。(3回目)
富士見峠から黒岳に向かう登りが結構きついんです。
この辺りは風も強いですし。
急な木の階段が出てくると、間違えた小ピークまでもう少しです。
黒岳山頂(2回目) スタートから8.7km 11:30
再び黒岳に到着です。
富士山には雲がかかってしまいました。
それでも青空もありきれいです。
富士山を眺めるような配置でベンチが2つあります。
1つは先客がいらっしゃいました。
富士山が近い方のベンチがあいていたので、ここで昼食にします。
カップラーメンと行動食という質素なものです。。
カップラーメンはコンビニで購入したので、
コンビニにしか売っていないようなものを選びました。
セブンブランドです。
普通のはスーパーで安く買えるので、コンビニで買う気にならないのです。。
味は一般的な醤油ラーメンという感じですが、
出汁が効いていておいしかったです。
最近のコンビニ食品は本当においしいと思います。
食後にコーヒーを飲んで、下山していきます。
残りの下りは2km程度なので、気楽に進んでいきます。
4回目の富士見峠です。
道標に標高も書いてあるので、写真に撮っておきました。
下山途中に出てくる岩場の登り返しは、
登ってくるときとは印象が異なります。
疲れてもいるので、ロープを掴みつつ進んでいきます。
あとは無心で下りてきました。
山神社でお賽銭と無事到着できたお礼を伝えて車に戻ります。
駐車場到着 12:45
★山行の内容
総歩行距離:11.01km
合計時間:5時間05分(黒岳で昼食休憩)
累積上昇:1,034m
累積下降:1,026m
消費カロリー:1,781kcal ※SUUNTO SPARTAN SPORT WRIST HR調べ
★感想
山神社から富士見峠まではトラバースで細いところは注意必要
黒岳へは行けるところまで行った終点という感じ
眺望がよいのでおすすめ
越前岳への道は最終的に危険はなし
崖が近いため緊張感はあった
越前岳頂上と黒岳手前富士展望付近は風が強い(特に越前岳)
西側の稜線の道がどれだけ強風かはわからず
★高所恐怖症おじさん的採点 ※5段階
技術:2 岩場や急勾配があるので注意
体力:3 終盤の黒岳登り返しが堪える
高所による恐怖:2 崖に近づかなければ恐怖はない(周回ルートは不明)
★今日の忘れ物
トレッキングポール
《番外編》
天気が良かったので、帰りは御殿場から高速に乗りました。
国道469号線の裾野を走る道は眺望が良いです。
箱根の山々はもちろん、丹沢の方まで見えました。
最近よく目にする金時山も確認しておきました。
コメント