2度目の鍋割山登山です。
両親が鍋割山の鍋焼きうどんを食べたい、とのことで一緒に行くことにしました。
前回は寄からの中級ルートでしたが、
今回は王道の二俣ルートで登頂を目指します。
両親と一緒ということで、ペースはゆっくりになるので、
鍋割山名物の水歩荷を自らに課してみようと思います。
危険の少ないルート、かつ昼食が鍋焼きうどんなので、
荷物はほとんどありませんが、55ℓのリュックで行きます。
水を入れられるだけ入れようという魂胆です。
登山開始 8:00
今回も大倉駐車場には停めず、更に上の方の民家にお世話になります。
料金は一日500円です。
両親と一緒なので、駐車場でのタフトの写真はなしです。
何のために撮るのかと聞かれるのがわかるので。。
道路を上がっていき、すぐに左に曲がって進んでいくと、
登山道らしき道と道標が出てきます。
ナビで登録したルートとは少し違いますが、
二俣へ向かっていくので、この道を進みます。
この道はなだらかな山道といった感じです。
しばらく歩くと林道に当たります。
この林道を登っていくようです。
歩きやすく、なだらかな道です。
山道っぽくはありません。
まだ、ペットボトルが置いてあるところはありません。
林道の途中にベンチがあります。
林道を進んでいくと尾関廣像というものがありました。
尾関廣先生は日本山岳連盟を結成した方とのことです。
↓神奈川県山岳連盟HP 尾関廣先生銅像紹介ページ
https://www.kanagawa-gakuren.gr.jp/gakuren/ozekihiroshi.html
まだ二俣にも着きません。
二俣通過 スタートから5.0km 9:25
やっと二俣まで来ました。
ここまでずっと林道(最初少し山道)です。
まだ水置き場は出てきません。
少し先で沢を渡ります。
木橋がかけられています。
No.1の標識が出てきます。
まだ林道が続きますが、岩が大きくなってきています。
二つ目の木橋が出てきます。
木橋を越えて少し進むとNo.2の標識があります。
ここに水置き場らしき場所がありました。
残念ながらペットボトルがありません。
もう全て持っていかれてしまったようです。。。
横にポリタンクが置いてあります。
中には水が、、、これも持って行ってよいということなのでしょうか。
ちょうど、水ではない荷物を持っていこうとされている方がいたので、
持って行ってよいのか聞いてみると、「いいと思います」とのこと。
というわけで、このポリタンクを持っていくことにしました。
満タンに入っているので、水だけで18kgということですね。
ここから修業開始です。
ちなみに、ここはスタートから6.5km地点です。
のこりは3kmくらい登ればよいことになります。
近くに車が停まっていたので、ここまでは車で入ってこれる場所なのでしょう。
ここから本格的な登山道、本格的な登りになっていきます。
いきなり18kgを背負っているので、
バランスがあまり安定しません。
リュックに入れていることもあり、重心が後ろに寄ってしまいます。
このまま登り切れるか?という思いもよぎりながら、
意地で登っていきます。
両親から自分のペースで行け(待つのがつらいだろうから)、
と言われたので、一度ここで別行動となります。
自分はゆっくり、でもできるだけ止まらず登っていきます。
いきなり手を使って登っていくような場所が出てきます。
なんせ重心が後ろになっているので、
後ろに倒れないよう、一歩一歩気を付けながら登っていきます。
急に18kgくらい体重が増えるというのは、
かなりつらいことだと痛感しています。
今までも重い荷物になっていたこともありましたが、
ここまで重かったことはなかったと思います。
しかもリュックの一番下に入れているので、
後に引っ張られるような感覚になります。
リュックの詰め方で、『重いものは背中に近く、上の方が良い』、
と本に書いてあったことの重要性を理解することができました。
道は結構細いです。
重い荷物を背負っていてバランスが悪いので、
整備されていて危険には見えませんが、
注意をしながら歩いて行きます。
結構人が多いので、すれ違いのときは自分が待つようにしています。
後沢乗越通過 スタートから7.43km 10:35
尾根に乗りました。
ここがNo.5です。
ここから登りが急になってきます。
多少つづら折りになっていますが、
それでも重い荷物を背負っているとつらいです。
この辺りでやっと気づきました。
重心を体の軸に合わせるには、前傾姿勢でリュックを背負えばいいということに。
ただでさえリュックの下の方にポリタンクがあるので、
おんぶしているような恰好にしてやっと体の軸に沿う感じになります。
それでもすぐずれ落ちようとするので、
まさにおんぶしているように背負っています。
6番まで来ました。
何番まであるのかわからないので、、、
ひたすら上り続けていきます。
さすがに登りがきつく、立ち休みを少しずつ取りながら、
それでも長い休憩は取らず進んでいきます。
一度荷物をおろすと、もう一回背負うのがとても大変なんです。
この状況が予想されていたため、
この日はT型のトレッキングポールを持ってきています。
杖のように使えるように、です。
7番はなだらかなところにありました。
少し狭い道ですが、危険を感じるほどではありません。
そしてまた急な登りが出てきます。
8番の標識もなだらかになったところにありました。
No.9もなだらかな道です。
あとはなだらかに登っていく感じすらあります。
ちなみに、前回下るときに通った道ですが、
ほとんど覚えていません。。
残り800mの道標が出てきました。
あと20分くらいでしょうか。
10番の標識までやってきました。
もう次は山頂かなと思いますが、
先には急そうな斜面が待ち構えています。
階段を上る前に、景色が見えるところで小休憩です。
景色が目には入るものの、頭には入ってきません。。
かなり疲れが溜まってきているということかと。。
最後の(と思っている)木の階段を登っていきます。
途中富士山が見えました。
はい、見えたから写真を撮っただけです。
ちょっと休憩するついでに、です。
ぬかるんだ木の階段の道を登ります。
前日山は雪が降ったようなので、それが融けたようですね。
木の道になりました。
この木の道が山頂間近な感じです。
丹沢の山々の山頂付近に大体ある木の道です。
と思っていたら、また階段です。
でも、先には山頂らしきところが見えます。
鍋割山山頂到着 スタートから9.28km 11:50
ついに到着しました。
ここまで4時間弱かかってます。。
両親はまだ到着していませんので、
鍋焼きうどんに並びながら待つことにします。
持ってきたポリタンクを置いておきます。
周りにポリタンクは置いてありません。
さすがに物好きな感じですかね。
荷物をおろしてから5分くらいは体がかなり軽かったです。
特に膝が軽くて、坂道をひょいひょいと登れるくらいです。
脳の感覚というのは本当にすごいと思います。
筋肉が強くなっているわけではないので、
感覚だけなんだと思ってます。
電話がつながらないので、途中で登れなくなってたらどうしようかと、
考えながら15分ほど待っていましたが、
無事両親とも合流し、鍋焼きうどんを食べながらゆっくり休憩です。
3人で一杯を分けました。
母親がおにぎりを作ってきてくれたので、
量的にちょうどよかったです。
母親に感謝です。
食べ終わったら山頂で写真を撮って帰路につきます。
山頂は登山客の方々でいっぱいです。
ベンチはすべて埋まっており、地べたにも多くの方が座っている状況でした。
ピストンなので下りは省略します。
急な下りの箇所も多いので、注意しながら両親とペースを合わせ、
ゆっくりと進んでいきます。
自分が登山を始めてから両親も登るようになり、
父親は最初のころ膝が痛くなって大変でした。
歩き方を研究したり、サポーターを着けることで、
今はあまり痛くなることもなくなってきているようです。
体を壊すと回復が遅くなるので、元気にいてほしいものです。
駐車場到着 16:20
★山行の内容
総歩行距離:18.52km
合計時間:8時間19分(鍋割山でゆっくり昼食休憩)
累積上昇:1,000m
累積下降:990m
消費カロリー:2,980kcal ※SUUNTO SPARTAN SPORT WRIST HR調べ
★感想
林道歩きが長いが、道路をダラダラ歩くよりは自然もあり苦ではない。
No.2の標識(水が置いてあるところ)から本格的な登りになる
水を持っていくときは登りきる覚悟が必要
くじけそうになることがあるが、自分が持っていかないと、
誰かが助けてくれるとは思えない(持っていくともできない可能性あり)
リュックよりも歩荷用の背負子(しょいこ)の方がよさそう
重心のずれが思っていたよりだいぶつらい
★高所恐怖症おじさん的採点 ※5段階
技術:3 重い荷物でバランスが悪いときの登り方はコツがいる
体力:4 重い荷物を背負っての登山は相当な体力が必要、ペースも重要
高所による恐怖:2 通路は恐怖感ないが、バランスによる恐怖感は少しあり
★今日の忘れ物
カメラ(車に忘れた)
3Dの地図が見れるようになっていたので、
これからこの軌跡も付けていきます。
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