埼玉 秩父 武甲山(1,304m) 小持山(1,273m) 大持山(1,294m) 初のチェーンスパイク着用 2022年3月

奥多摩に続き、秩父の東側の山を目指して武甲山にやってきました。

日の出山の雪が少なかったこともあり、

武甲山もどうにかなるかと思っての選択です。

ルートは武甲山御嶽神社登山口を起点として、

武甲山から大持山を周回する形です。

横瀬駅から武甲山に登って、浦山口駅へ下るルートも考えましたが、

横瀬駅から武甲山御嶽神社まで6kmくらいあり、

一般道をそこまで歩くのがつらかったため却下しました。


登山開始 8:15

神社の駐車場は工事中ということもあり数台しか停められず、

既にいっぱいだったため路肩に停めさせていただいています。

路肩も10台以上停まっている状況です。

車で登ってくる間、武甲山の採掘側に雪が残っているところを見たので、

チェーンスパイクを携帯していきます。


武甲山御嶽神社に入っていきます。

本堂らしいものはここには見当たりませんでした。

武甲山入口
武甲山御嶽神社鳥居


神社を過ぎると林道を登っていきます。

右側には川が流れています。

朝の渓流の音が気持ちいいです。

神社のあとの林道


車が通れない登山道が始まりますが、まだ林道のようです。

登山道開始地点


登っていくとカフェが出てきます。

泊まれるところがあるのでしょうか。

まだ閉まっているのでよくわかりません。。

途中のCafe


進んでいくと崩落箇所があります。

少し迂回して進むようになっています。

テープが張られているので危険はありません。

崩落地点


カフェに続き民家が出てきます。

人の気配はありません。

登山道はここを突っ切るようになっています。

途中の民家
民家の中にある登山道


舗装されている道を登っていきます。

この辺りから勾配が急になってきます。

道標と舗装された道


分岐のようですが、道標はなく直進が武甲山となっています。

分岐のような箇所

やっと土の登山道に入ります。

ここまで2kmくらい歩いてきています。

本格登山道開始地点


谷には橋がかけられています。

武甲山までの道はしっかり整備されている印象です。

谷に作られた橋

滝が現れました。

不動滝』と書かれています。

どこかの源流か調べてみましたが、情報は出てきませんでした。。

不動滝


この谷部にも木の橋がかけられています。

滝の先の木橋

20丁目通過です。武甲山は52丁目とのことです。

ここに武甲山御嶽神社の石碑があります。

この辺りでクマの目撃情報があったと看板がありました。

春先は冬眠から目覚めるくらいのタイミングと思われるので、

鈴を鳴らして逆に刺激しないよう鈴は付けていません。

二十丁目の武甲山御嶽神社参道の標識


直登は急勾配ですが、つづら折りになっていると緩やかに思えますね。

つづら折り急な登り


大杉の広場』を通過です。

ここは32丁目です。

途中にある大杉の広場


広場を越えたあたりから雪が出てきます。

通路上は土のように見えますが、雪が固まり汚れて茶色になっているだけで、

氷の上を歩くところもあるので注意しながら進んでいきます。

まだ階段状なので登山靴のままゆっくり登っていきます。

道標と雪の残る登山道


雪が増えてきます。

もう土はなく氷の上を歩いていかないといけないので、

ここでチェーンスパイクを履くことにしました。

初めての装着ですが、履くように装着するタイプなので簡単です。

まだ階段状の道ですが、靴のままと比べて安定感が格段に良いです。

多少歩きにくいものの、氷が気にならずに進むことができます。

雪が凍った登山道


先に進むと階段はなくなり斜面を登っていきます。

チェーンスパイクなしでは相当危ないくらいです。

動画の最後に下ってくる方が少し写りますが、

すれ違う直前に転倒してしまいました。

靴だと簡単にスリップするくらいの氷です。

雪道の登り

斜面の氷道を登ると山頂への分岐が出てきます。

山頂への分岐


先には荘厳な神社が構えています。

日が当たる場所なので雪はほとんど融けています。

武甲山御嶽神社


神社でここまでの無事を報告して、山頂へ向かいます。

展望台への道標


武甲山山頂到着 スタートから4.15km 9:55

山頂に到着です。

採掘側は厳重に柵が設けられています。

この日は天気は良かったもののモヤっていて遠くは霞んでいます。

秩父の町はそれでもきれいです。

長瀞の方の山を見渡せるほ方角ですね。

持ってきたおにぎりを1つ食べて先へ進みます。

武甲山山頂
眺望①
眺望②
眺望③


山座同定できる方位盤があります。

雲取山は拝めません。。

方位盤


山頂にトイレがありますが、冬季は閉まっているようです。

ちょっと行きたかったのですが、我慢することにします。

山頂のトイレ


次は分岐を直進して『大持山』へ向かいます。

大持山分岐


少し下るとベンチのある分岐が出てきます。

右手方向へ進むと浦山口方面と思われます。

小持山への下りには雪がなさそうなので、ここでチェーンスパイクを脱ぎます。

道標とベンチ


小持山へ向かう下りは急です。

しかも道が細い気がします。

急な下り


下っていくと小持山が見えてきました。

あちらも急な登りが待っていそうです。

下り途中から見える小持山


コル部から登り始めるところがやせ尾根になっています。

また雪も出てきます。

登りは北側の斜面で、この先も雪がありそうなので、

またチェーンスパイクを履きます。

コル部のやせ尾根


まだ雪があったりなかったりです。

スパイクがあるので滑る気配がありません。

雪の残る登り


勾配が急になってきます。

靴のままだったら怖くて進めないくらいです。

雪の残る急な登り


急斜面を登って振り返ってみると武甲山が見えます。

結構な下りと登り返しを進んできたことがわかります。。

後ろに見える武甲山


急坂は超えましたが、まだ雪の残る登りが続きます。

しかも道はどんどん細くなっていきます。。

武甲山までとは比べ物にならないくらい険しいです。

また、雪道の登山は初めてなので緊張感が相当高いです。

雪の残る岩場の登り
登りの細い尾根


この辺りは雪が深かったのですが、

深い雪だとスパイクの歯が短く少し不安を覚えました。

アイゼンほどではないけど三角の歯があるから

雪山でもチェーンスパイクで行けるのではないかと思っていましたが、

アイゼンの必要性がはっきりとわかった瞬間です。

山頂間近の急な登り


小持山山頂到着 スタートから6.46km 11:05

やっと小持山へ到着です。

結構な疲労と気疲れを感じます。

小持山山頂


昼食は大持山の予定なので、ここも通過していきます。

眺望は残念ながらありません。。

山頂にある道標


進む方向には大持山が見えます。

これが唯一の眺望ですね。

小持山からの眺望


小持山からも最初は急な下りです。

小持山からの下り


が、少し下ると岩のある細い道を進んでいく形になります。

通路がどんどん細くなっていきます。

小持山山頂からの道


大きな岩をこえるところがあります。

スパイクで傷をつけないよう、できるだけ堆積物のある所を通ります。

尾根の岩場


登りになると雪が出てきます。

道は細いですが、切れ落ちてはいないですし、

樹林帯ということもあり高度感はありません。

雪の残る登り再


道はさらに細くなっていきます。

細い樹林の中の道


登っていくとひらけそうなところが出てきます。

ひらけそうな登り


小ピークになっているところがひらけています。

狭いピークです。

西側が崖になっており眺望がよいですが、

写真を撮っていると高度感が出てきます。。

通路を向こうとするときがなぜか怖いです。

岩の上に登って写真を撮ろうとは全く思えなかったです。。。

ひらけた崖


眺望は『酉谷山』の方向です。

崖からの眺望


道はどんどん険しくなっていきます。

崖の後の細い尾根


勾配はそれほどないのですが、道の左側は結構急に切れています。

左が切れ落ちている尾根
岩の隙間を通る道


前後左右ともなだらかな道に出ました。

この辺りで野鳥を見つけることができ撮影です。

やはりMFでの撮影は難しいです。。

写真は番外編で。

大持山山頂手前の広場


大持山山頂到着 スタートから7.57km 11:45

無事大持山へ到着です。

ベンチ等はありませんが、少し逸れたところで昼食を取ります。

大持山山頂


今日はパスタを持ってきました。

湯煎はできないので、ソースで茹でてみます。

昼食


茹で時間になりましたが、思ったようになりませんでした。。

スープパスタ状態です。

味はソースのおかげさまでおいしいので良しとします。

評価をできるような完成品ではないので、詳細は言えません。。。

失敗の原因を考えてみると、

短時間で茹でられるパスタで水分の吸収が少なかった、

麺の量が少なかった、

水分の量が多すぎた、


これらが要因かと思われます。。

出来上がったパスタ


食事を終えて次は妻坂峠へ向かいます。

あとは下って帰る方向です。

山頂の道標
大持山からの下り


まもなく妻坂峠への分岐に到着です。

妻坂峠分岐


少し眺望があります。

峠からの眺望


分岐から始めの方はなだらかな道です。

雪も少ないので、ここでチェーンスパイクは脱ぐことにします。

少し雪が残るなだらかな道


少し登って曲がり角があるところがあります。

右に折れる道標


ここから本格的に下っていきます。

折れ曲がってからの下り


多少雪がありますが、土も多いので靴で下れます。

ちなみに下の写真前方にピンクのリボンがあるのですが、

道は左に折れていっているように見えます。

どちらに行くのかここで結構迷いましたが、ナビが指している左へ進みます。

雪の残る下り


直下りなのと、ぬかるんだ道が難しくさせます。

気を抜くとズルズル滑ります。

滑らないように少しずつ進んでいきます。

小走りで下りて木に体重かけて、、を繰り返す感じです。

ぬかるんだ急な下り


妻坂峠通過 スタートから10.18km 13:05

妻坂峠分岐を生川方面へ下っていきます。

妻坂峠


下りはじめは道がわかりにくいです。

駐車場に向かう下り


下りながら武甲山と歩いてきた稜線が見えます。

下りから見える武甲山と稜線


トラバースになると道はクリアですが細いので注意が必要です。

下りのトラバース
続く細いトラバース


沢を横切るところがあります。

ここからの下りは危険を感じることなく進めます。

谷にある沢
沢沿いの下り


人工物が出てきます。

手すりのある道


道路まで下りてこれました。

道路との合流点
道路にある道標


駐車場到着 13:40

★山行の内容
  総歩行距離:12.21km
  合計時間:5時間25分(大持山で昼食休憩)
  累積上昇:1,151m
  累積下降:1,305m
  消費カロリー:2,481kcal      ※SUUNTO SPARTAN SPORT WRIST HR調べ

★感想
  武甲山まではしっかり整備されているが、
  雪が残るとチェーンスパイク必要(3月中旬)
  武甲山から大持山の道は険しく注意点が多い
  年配の方も多く通られていたので、
  ゆっくり通ればあまり危険はないかもしれない
  高度感を感じるところは小ピークのところのみ
  妻坂峠への下りは急坂のためスリップに注意が必要
  アプリが更新されたのか距離が出るようになっていた

★高所恐怖症おじさん的採点 ※5段階
  技術:4  初の雪に木を抜けず緊張感が高い
  体力:3  アップダウンがきつく、チェーンスパイクのため体力を使う
高所による恐怖:2  通路は特に恐怖感はなし

★今日の忘れ物
  特になし


《今回の野鳥》

武甲山への道では野鳥の鳴き声もほとんど聞こえませんでした。

大道山手前で見つけた野鳥を調べてみたところ、

ハシブトガラのように見えます。

コガラとは頭の黒い部分が違います。

この野鳥さんも初見です。


《番外編》

秩父まで来たので、道の駅スタンプラリーして帰ります。

菱光石灰工業さんの通って戻ります。

かなり大きい工業地帯です。

採掘した石灰をここで下降しているんですね。

菱光石灰工業さんの区域


道の駅果樹公園あしがくぼ到着

武甲山御嶽神社から8km 15分

駐車場は平らです。

※登山で疲れているので、、調査はなしです。。

 武甲山御嶽神社から来たときは駐車場が満車でした。

 疲れていて写真を撮るのを忘れたので、

 下の写真は帰りにまた寄って撮影しています。

 圏央道へ向かうときにこの道を通ります。

道の駅 果樹公園あしがくぼ①
道の駅 果樹公園あしがくぼ②


道の駅ちちぶ到着

あしがくぼから6.3km 12分

駐車場は広く平らですが、大通りに面しています。

道の駅ちちぶ


秩父神社が近いということで、歩いて向かいました。

直線距離は近いですが、参拝口へはぐるっと回っていかなければなりません。。

秩父神社への道


御朱印を拝受して道の駅へ戻ります。

↓秩父神社HP
http://www.chichibu-jinja.or.jp/

秩父神社の門
本殿


道の駅あらかわ到着

ちちぶから9.6km 20分

駐車場は手前が大型用、奥が普通車用みたいです。

手前が空いていたので停めてしまいました。。

手前も奥も平らではないので、寝るのはつらいかもしれません。

道の駅 あらかわ
荒川マップ


道の駅大滝温泉到着

あらかわから12.2km 19分

駐車場は2段になっていて広めです。

2段とも平らです。2階にはファミリーマートもあります。

温泉はスタンプ帳を持っていると割引があります。

道の駅 大滝温泉


道の駅両神温泉薬師の湯到着

大滝温泉から14.4km 19分

駐車場はあまり広くありませんが平らです。

こちらもスタンプ帳を持っていると温泉が割引になります。

本当は温泉に入っていきたかったのですが、、

帰る時間が遅くなってしまうので我慢して帰ります。

道の駅 両神温泉薬師の湯


今回のスタンプラリーはここまでです。

この辺りの道の駅は全部回ることができました。

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