奥多摩に続き、秩父の東側の山を目指して武甲山にやってきました。
日の出山の雪が少なかったこともあり、
武甲山もどうにかなるかと思っての選択です。
ルートは武甲山御嶽神社登山口を起点として、
武甲山から大持山を周回する形です。
横瀬駅から武甲山に登って、浦山口駅へ下るルートも考えましたが、
横瀬駅から武甲山御嶽神社まで6kmくらいあり、
一般道をそこまで歩くのがつらかったため却下しました。
登山開始 8:15
神社の駐車場は工事中ということもあり数台しか停められず、
既にいっぱいだったため路肩に停めさせていただいています。
路肩も10台以上停まっている状況です。
車で登ってくる間、武甲山の採掘側に雪が残っているところを見たので、
チェーンスパイクを携帯していきます。
武甲山御嶽神社に入っていきます。
本堂らしいものはここには見当たりませんでした。
神社を過ぎると林道を登っていきます。
右側には川が流れています。
朝の渓流の音が気持ちいいです。
車が通れない登山道が始まりますが、まだ林道のようです。
登っていくとカフェが出てきます。
泊まれるところがあるのでしょうか。
まだ閉まっているのでよくわかりません。。
進んでいくと崩落箇所があります。
少し迂回して進むようになっています。
テープが張られているので危険はありません。
カフェに続き民家が出てきます。
人の気配はありません。
登山道はここを突っ切るようになっています。
舗装されている道を登っていきます。
この辺りから勾配が急になってきます。
分岐のようですが、道標はなく直進が武甲山となっています。
やっと土の登山道に入ります。
ここまで2kmくらい歩いてきています。
谷には橋がかけられています。
武甲山までの道はしっかり整備されている印象です。
滝が現れました。
『不動滝』と書かれています。
どこかの源流か調べてみましたが、情報は出てきませんでした。。
この谷部にも木の橋がかけられています。
20丁目通過です。武甲山は52丁目とのことです。
ここに武甲山御嶽神社の石碑があります。
この辺りでクマの目撃情報があったと看板がありました。
春先は冬眠から目覚めるくらいのタイミングと思われるので、
鈴を鳴らして逆に刺激しないよう鈴は付けていません。
直登は急勾配ですが、つづら折りになっていると緩やかに思えますね。
『大杉の広場』を通過です。
ここは32丁目です。
広場を越えたあたりから雪が出てきます。
通路上は土のように見えますが、雪が固まり汚れて茶色になっているだけで、
氷の上を歩くところもあるので注意しながら進んでいきます。
まだ階段状なので登山靴のままゆっくり登っていきます。
雪が増えてきます。
もう土はなく氷の上を歩いていかないといけないので、
ここでチェーンスパイクを履くことにしました。
初めての装着ですが、履くように装着するタイプなので簡単です。
まだ階段状の道ですが、靴のままと比べて安定感が格段に良いです。
多少歩きにくいものの、氷が気にならずに進むことができます。
先に進むと階段はなくなり斜面を登っていきます。
チェーンスパイクなしでは相当危ないくらいです。
動画の最後に下ってくる方が少し写りますが、
すれ違う直前に転倒してしまいました。
靴だと簡単にスリップするくらいの氷です。
斜面の氷道を登ると山頂への分岐が出てきます。
先には荘厳な神社が構えています。
日が当たる場所なので雪はほとんど融けています。
神社でここまでの無事を報告して、山頂へ向かいます。
武甲山山頂到着 スタートから4.15km 9:55
山頂に到着です。
採掘側は厳重に柵が設けられています。
この日は天気は良かったもののモヤっていて遠くは霞んでいます。
秩父の町はそれでもきれいです。
長瀞の方の山を見渡せるほ方角ですね。
持ってきたおにぎりを1つ食べて先へ進みます。
山座同定できる方位盤があります。
雲取山は拝めません。。
山頂にトイレがありますが、冬季は閉まっているようです。
ちょっと行きたかったのですが、我慢することにします。
次は分岐を直進して『大持山』へ向かいます。
少し下るとベンチのある分岐が出てきます。
右手方向へ進むと浦山口方面と思われます。
小持山への下りには雪がなさそうなので、ここでチェーンスパイクを脱ぎます。
小持山へ向かう下りは急です。
しかも道が細い気がします。
下っていくと小持山が見えてきました。
あちらも急な登りが待っていそうです。
コル部から登り始めるところがやせ尾根になっています。
また雪も出てきます。
登りは北側の斜面で、この先も雪がありそうなので、
またチェーンスパイクを履きます。
まだ雪があったりなかったりです。
スパイクがあるので滑る気配がありません。
勾配が急になってきます。
靴のままだったら怖くて進めないくらいです。
急斜面を登って振り返ってみると武甲山が見えます。
結構な下りと登り返しを進んできたことがわかります。。
急坂は超えましたが、まだ雪の残る登りが続きます。
しかも道はどんどん細くなっていきます。。
武甲山までとは比べ物にならないくらい険しいです。
また、雪道の登山は初めてなので緊張感が相当高いです。
この辺りは雪が深かったのですが、
深い雪だとスパイクの歯が短く少し不安を覚えました。
アイゼンほどではないけど三角の歯があるから
雪山でもチェーンスパイクで行けるのではないかと思っていましたが、
アイゼンの必要性がはっきりとわかった瞬間です。
小持山山頂到着 スタートから6.46km 11:05
やっと小持山へ到着です。
結構な疲労と気疲れを感じます。
昼食は大持山の予定なので、ここも通過していきます。
眺望は残念ながらありません。。
進む方向には大持山が見えます。
これが唯一の眺望ですね。
小持山からも最初は急な下りです。
が、少し下ると岩のある細い道を進んでいく形になります。
通路がどんどん細くなっていきます。
大きな岩をこえるところがあります。
スパイクで傷をつけないよう、できるだけ堆積物のある所を通ります。
登りになると雪が出てきます。
道は細いですが、切れ落ちてはいないですし、
樹林帯ということもあり高度感はありません。
道はさらに細くなっていきます。
登っていくとひらけそうなところが出てきます。
小ピークになっているところがひらけています。
狭いピークです。
西側が崖になっており眺望がよいですが、
写真を撮っていると高度感が出てきます。。
通路を向こうとするときがなぜか怖いです。
岩の上に登って写真を撮ろうとは全く思えなかったです。。。
眺望は『酉谷山』の方向です。
道はどんどん険しくなっていきます。
勾配はそれほどないのですが、道の左側は結構急に切れています。
前後左右ともなだらかな道に出ました。
この辺りで野鳥を見つけることができ撮影です。
やはりMFでの撮影は難しいです。。
写真は番外編で。
大持山山頂到着 スタートから7.57km 11:45
無事大持山へ到着です。
ベンチ等はありませんが、少し逸れたところで昼食を取ります。
今日はパスタを持ってきました。
湯煎はできないので、ソースで茹でてみます。
茹で時間になりましたが、思ったようになりませんでした。。
スープパスタ状態です。
味はソースのおかげさまでおいしいので良しとします。
評価をできるような完成品ではないので、詳細は言えません。。。
失敗の原因を考えてみると、
短時間で茹でられるパスタで水分の吸収が少なかった、
麺の量が少なかった、
水分の量が多すぎた、
これらが要因かと思われます。。
食事を終えて次は妻坂峠へ向かいます。
あとは下って帰る方向です。
まもなく妻坂峠への分岐に到着です。
少し眺望があります。
分岐から始めの方はなだらかな道です。
雪も少ないので、ここでチェーンスパイクは脱ぐことにします。
少し登って曲がり角があるところがあります。
ここから本格的に下っていきます。
多少雪がありますが、土も多いので靴で下れます。
ちなみに下の写真前方にピンクのリボンがあるのですが、
道は左に折れていっているように見えます。
どちらに行くのかここで結構迷いましたが、ナビが指している左へ進みます。
直下りなのと、ぬかるんだ道が難しくさせます。
気を抜くとズルズル滑ります。
滑らないように少しずつ進んでいきます。
小走りで下りて木に体重かけて、、を繰り返す感じです。
妻坂峠通過 スタートから10.18km 13:05
妻坂峠分岐を生川方面へ下っていきます。
下りはじめは道がわかりにくいです。
下りながら武甲山と歩いてきた稜線が見えます。
トラバースになると道はクリアですが細いので注意が必要です。
沢を横切るところがあります。
ここからの下りは危険を感じることなく進めます。
人工物が出てきます。
道路まで下りてこれました。
駐車場到着 13:40
★山行の内容
総歩行距離:12.21km
合計時間:5時間25分(大持山で昼食休憩)
累積上昇:1,151m
累積下降:1,305m
消費カロリー:2,481kcal ※SUUNTO SPARTAN SPORT WRIST HR調べ
★感想
武甲山まではしっかり整備されているが、
雪が残るとチェーンスパイク必要(3月中旬)
武甲山から大持山の道は険しく注意点が多い
年配の方も多く通られていたので、
ゆっくり通ればあまり危険はないかもしれない
高度感を感じるところは小ピークのところのみ
妻坂峠への下りは急坂のためスリップに注意が必要
アプリが更新されたのか距離が出るようになっていた
★高所恐怖症おじさん的採点 ※5段階
技術:4 初の雪に木を抜けず緊張感が高い
体力:3 アップダウンがきつく、チェーンスパイクのため体力を使う
高所による恐怖:2 通路は特に恐怖感はなし
★今日の忘れ物
特になし
《今回の野鳥》
武甲山への道では野鳥の鳴き声もほとんど聞こえませんでした。
大道山手前で見つけた野鳥を調べてみたところ、
ハシブトガラのように見えます。
コガラとは頭の黒い部分が違います。
この野鳥さんも初見です。
《番外編》
秩父まで来たので、道の駅スタンプラリーして帰ります。
菱光石灰工業さんの通って戻ります。
かなり大きい工業地帯です。
採掘した石灰をここで下降しているんですね。
道の駅果樹公園あしがくぼ到着
武甲山御嶽神社から8km 15分
駐車場は平らです。
※登山で疲れているので、、調査はなしです。。
武甲山御嶽神社から来たときは駐車場が満車でした。
疲れていて写真を撮るのを忘れたので、
下の写真は帰りにまた寄って撮影しています。
圏央道へ向かうときにこの道を通ります。
道の駅ちちぶ到着
あしがくぼから6.3km 12分
駐車場は広く平らですが、大通りに面しています。
秩父神社が近いということで、歩いて向かいました。
直線距離は近いですが、参拝口へはぐるっと回っていかなければなりません。。
御朱印を拝受して道の駅へ戻ります。
↓秩父神社HP
http://www.chichibu-jinja.or.jp/
道の駅あらかわ到着
ちちぶから9.6km 20分
駐車場は手前が大型用、奥が普通車用みたいです。
手前が空いていたので停めてしまいました。。
手前も奥も平らではないので、寝るのはつらいかもしれません。
道の駅大滝温泉到着
あらかわから12.2km 19分
駐車場は2段になっていて広めです。
2段とも平らです。2階にはファミリーマートもあります。
温泉はスタンプ帳を持っていると割引があります。
道の駅両神温泉薬師の湯到着
大滝温泉から14.4km 19分
駐車場はあまり広くありませんが平らです。
こちらもスタンプ帳を持っていると温泉が割引になります。
本当は温泉に入っていきたかったのですが、、
帰る時間が遅くなってしまうので我慢して帰ります。
今回のスタンプラリーはここまでです。
この辺りの道の駅は全部回ることができました。
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