長野 北八ヶ岳 双子山(2,223m)経由 日本百名山 蓼科山(2,530m) 蓼科神社登拝 蓼科山頂ヒュッテで一泊 2023年7月

久々の山登り、今年の富士山の山小屋はどこも満室であきらめました。
今回は北八ヶ岳、蓼科神社を目指して、蓼科山に登ります。
日帰りでも十分な距離ですが、200kmを越える距離を移動するので、山頂ヒュッテ1泊2食付きを予約しています。
天気は曇り予報、道中雨が降ったりしていましたが、到着時には少し晴れ間も見えています。
山の天気は変わりやすい、ということで、晴れることを祈りながらスタートします。


登山開始 9:00

到着時駐車場はいっぱいでした。
先の方に停めさせてもらって出発します。
大河原峠の看板を向いて、右側が蓼科山方面、左側が双子山方面になっています。
行きは双子山から双子池、亀甲池を通って蓼科山に向かいます。
帰りは一番近い道で下りる計画です。

駐車場のタフト
周辺案内図
大河原峠看板
蓼科山方面


双子池方面へ向かい登山道に入っていきます。
そこらじゅうでウグイスが囀っているのが聞こえます。

双子山方面登山口


岩がごつごつした道を登っていきます。
序盤なので、ゆっくり体を慣らしながら登ります。
なんとなく体が固い感覚がありながら、ゆっくり歩を進めます。


双子山通過 9:25 スタートから0.9km

一度樹林帯に入り、ひらけて岩の道を進むと双子山山頂に到着です。
広い山頂で、岩がゴロゴロしています。
雲が多いですが蓼科山北横岳が見えます。

双子山山頂
蓼科山
北横岳


広い山頂を真っすぐ進んでいきます。
ロープは道を間違えないように、という意味だと思います。

山頂の道


ひらけた山頂を抜けて、樹林帯を下ります。
道が濡れていて、土もぬかるんでいるので注意が必要です。

樹林帯の下り


下ってくると双子池ヒュッテが出てきます。
ルートはここから右の池の周りを通っていく感じです。
歩いているときには、双子池のもう一つが左手側にあるとは知らず、一つしか見れませんでした。。

分岐


双子池の右岸を通っていく道がわかりにくいです。
左岸からもいけそうな感じでした。
ナビで右岸になっていたので間違えずにすみました。

進む道


双子池(の一つ)に到着です。
池の周りを進んでいきます。
途中キャンプ場の看板がありましたが、この日は地面の状態がよくなく、張る人はいなそうです。


双子池から先、樹林帯に入っていきます。

亀甲池方面の道


入ってすぐに道がわかりにくくなります。
沢沿いには大きな木や岩があり道の様には見えません。
沢を逸れるにしても先に道が見えません
ピンクのテープもここからは見えず、人が通る道はないです。
ナビで見てみると沢沿いに進んでいくようになっています。
沢を進むことに抵抗がありましたが、ナビに従い進んでいくことにします。

沢沿いの道


大きな岩がまだ多いですが、登っていくと道のようになってきました。
この道で正しそうです。
逆に進む場合は問題なさそうですが、双子池から進むときは注意が必要です。

岩の多い沢の道


なだらかな道になり、その後下っていきます。

なだらかな道


亀甲池に到着です。
日が当たっていて水面がきれいです。


池を通過して先を進みます。
亀甲池の先に分岐があります。
この分岐も、どこが蓼科山方面かわかりにくいです。
天祥寺原方面が正解です。
ここもナビに従うことで間違うことなく通過できました。

分岐


笹が生い茂る道を進みます。
先には蓼科山が見えます。
この時間は天気が良く景色がとてもきれいです。

笹の茂る道


涸れ沢を渡ります。

涸れ沢


天祥寺原到着 10:45 スタートから4.60km

平らな広場だったので、ここで休憩です。
どこかにベンチはないかと探していたのですが、一つもありませんでした。
お湯を入れてできるペペロンチーノを持ってきたのですが、お湯を入れすぎて(ドバっと入ってしまって)、味の薄いスープペペロンチーノになってしまいました。。
軽食と水の補給をして、また歩を進めます。

天祥寺原


竜原橋方面です。

分岐


少し進むと沢があります。
休憩されている方がいたので、その横を真っ直ぐ進み、周りの写真を撮ろうとしたところ、道標を発見しました。
まっすぐ竜原橋の方へ進もうとしており、、ここで蓼科山方面に方向転換です。
危なかったです。

蓼科山への分岐


蓼科山がきれいに見える方向へ進んでいきます。
この辺は湿地帯ですね。

蓼科山へ向かう道


湿地帯を抜け樹林帯に入ると、本格的な登りとなります。
大きな岩を越え、沢を通り、沢沿いを歩き、ひたすら登っていきます。
岩が大きいため、大股で進む必要があるので、かなり体力を消耗します。
途中立ち休みをしながらゆっくり登っていきます。


将軍平到着 12:30 スタートから6.83km

大河原峠から蓼科山へ向かうルートとの合流地点となる将軍平に到着です。
かなりつらかったです。。。
本線との合流地点ということもあり、登山客の方が多いです。
ここに蓼科山荘があります。
あと少しで山頂なので、水の補給だけして先へ進みます。

将軍平からの蓼科山


最後の登りは急坂、岩越え、ひらけた道、と試練が続きます。
手を使いながら登らないと進めない勾配です。
頂上まで15分の文字が書かれた岩の辺りに来ると、後ろが一気にひらけて、高度感があります。
自分は少し恐怖を感じました。
トラバースのところは不思議とあまり高度感なく通れました。
下ってくる方の中には恐怖を感じていた方もいましたので、明日の下りが少し心配です。


広い蓼科山山頂へ到着しました。
達成感が大きいです。

山頂の看板


山頂標識を拝み、

山頂標識


蓼科神社をお参りし、

蓼科神社


景色を写真に収めて、(ガスっていましたが、、)

山頂からの景色


本日の登山終了 13:30

神社参拝して無事を報告し、蓼科山頂ヒュッテへチェックインします。
久しぶりの登山で、体力が落ちていましたが、なんとかたどり着きました。

↓蓼科山頂ヒュッテHP
https://www.tateshinayama.com/

★山行の内容
  総歩行距離:7.66km
  合計時間:4時間26分 (天祥寺原で小休憩)
  累積上昇:740m
  累積下降:327m
  消費カロリー:2,329kcal
  ※SUUNTO SPARTAN SPORT WRIST HR調べ

★感想
  双子山、池の景色、笹の茂る道と序盤は気持ちの良い山行
  後半はひたすら急勾配を上る試練
  山頂は広く、岩が多くて歩きにくいものの、気持ち良い空間
  急勾配は滑らないように注意が必要だが、全体的に危険は少ない
  老若男女問わず登っている、楽しめる山

★高所恐怖症おじさん的採点 ※5段階
  技術:2  大きな岩を登るルート選択
  体力:3  蓼科山は麓から登りが続き、休憩と水分補給が大事
高所による恐怖:2  最後の登りで後ろがひらけたときに恐怖があった

★今日の忘れ物
  特になし


《番外編》

お世話になった山頂ヒュッテの様子です。
ピアノの演奏や、真空管アンプを通した音楽鑑賞が有名のようです。
食事を取りながら、ゆったりとした時間を過ごすことができました。


頂上で食べれるお店のようなデミグラスハンバーグとサラダに大満足です。
昼間に提供しているウィンナーが余ってしまったと、追加で出してくださいました。


ピアノ生演奏の様子です。とても落ち着きます。


雲が晴れる時間がないかとタイムラプスを撮ってましたが、、残念ながらこの中では現れませんでした。。。


《今回の野鳥》
初めてカメラに収めることができた野鳥が多かったです。
ウグイスはやっと撮れました。
高山ということもあってか、珍しい鳥もいますね。
オオルリには出会えませんでした。(鳴き声も聞けず)

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