久々の本格的登山です。
奥多摩へやってきました。
距離がそこそこあり、日帰りで周回できるコースとして、
川苔山に登ることにしました。
登山開始 8:00
鳩ノ巣駅前を越えて線路を渡ったところに一時駐車場があります。
看板に『一時利用者は電話するように』と書いてあったので、
7時台で申し訳ないと思いながら、、、
電話をかけると駐車場まで来てくださり、
1日料金1,000円を支払いました。
準備を整えて、ここから出発です。
最初は住宅街を登っていきます。
朝は天気が良くきもちよかったです。
少し登っていくと公園があり、
『登山口』という看板があったので、
この公園から登山道に入るのかといろいろ探してみたのですが、
山に入るような場所は全くありませんでした。
ナビ上では少し上の道を左に折れるように出ていたので、
民家に向けてさらに登っていくと、
登山道に入る道標を見つけることができました。
公園に入らず、そのまま真っ直ぐ登っていく感じです。
ここから山に入っていきます。
最初は肺を慣らすために、深呼吸しながらゆっくりと。。
少し進むと熊野神社からの合流があります。
神社からの方がわかりやすかったのかもしれません。
大根の山の神通過 スタートから1.9km 8:50
川苔山への別ルート分岐となる地点に到着です。
祠で拝礼をして、分岐は左側の道を進みます。
(祠のある道ではない方)
林道に出ると山の方と林道と分岐していて、
祠からの道が山へ続いていると思ってしまい、
左を進むため林道を行ってしまいました。
実際は、祠からの道はさらに右側で、山へ続く道が正解です。
写真は、正解の道を登ったところから、林道を覗いた状態です。
気を取り直して、登山道を登っていきます。
次の分岐は瘤高山方面との分岐です。
ここは右側(大ダワ直行)へ進みます。
ゆるく登りながらトラバースの道を進みます。
途中小ピークのような場所に出ます。
広場のようで進む道がわかりにくいです。
進む方向はひだりの方になります。
大ダワ手前は細いトラバースです。
一部岩がせり出してきていたり、
木橋になっていたりと注意が必要です。
大ダワ通過 スタートから4.7km 9:40
大ダワに到着しました。
川苔山まではまだ2km以上あるようです。
直登する道は荒れているようなので、
少し遠回りですが、巻き道から行くことにします。
大ダワから少し進んだところに分岐があります。
ここから巻き道を進みます。
大ダワからのトラバースは斜面が相当急です。
登りの方の斜面ではなく、横方向の斜面です。
樹林帯なので、高度感は少ないですが、
それでも自分にとっては恐怖感がでるほどでした。
樹林帯とはいっても、落ちたら木で止まるような感じではないです。
道も狭いので、集中しておく必要があります。
ふと思いました。
高所恐怖症になるかならないかは、何が違うのか?
最近山登りで恐怖を感じるところ、
歩道橋でも怖いと感じるところ、
何を恐怖に感じているかというと、
『落ちたら姿を想像して、恐怖になっている』
と、思いました。
自分が想像していることは、
歩道橋では、落ちて車に惹かれるところ、、、
なので、車が通っていないときは割と平気です。
車が通っていないときは、数m落ちる方の想像ですので。
山では、斜面から落ちているところ、、、
樹林帯では、純粋に見えている斜面を落ちているところですが、
ひらけていると、落ちているうえに吸い込まれる間隔にも襲われます。
自分はよく『落ちる夢』を見ることがあるので、
潜在的に恐怖心を持っているのかもしれません。
克服(できるのか知りませんが)への道を探してみようと思います。
VRで慣れさせるという方法があるみたいなので、
どんな機材がいいのか探しているところです。
『落ちる不安』ではなく、『落ちない自信』が必要なのだと思います。
崖みたいな場所なので、ひらけている方は視角が広く感じます。
橋から横向きに撮影してみましたが、
木ばかりでわからないですね。。
しかも曇ってますし。
かなりの急斜面だったので、動画に撮ってみました。
歩行に集中するため、画角のずれが出てしまいますが、
ジンバルにつけているので、少なく抑えられていると思います。
DJIのOZ4使い勝手が良いです。
急斜面のトラバースを抜けると、
祠の分岐からの道と合流します。
途中、広い場所にベンチがありました。
ここは素通りします。
休憩したところからは少し急な登りになります。
山頂までの距離が長く、全体的に傾斜はきつくありませんが、
長い距離を登り続けてきているので、
ここで急になると結構つらくなってきます。
舟井戸までもう少し、山頂までも1kmくらいかなと思い、
この登りの途中で小休憩することにしました。
お茶の入れ替えと、持ってきたさつまいもと鶏肉を腹に入れます。
さっきのベンチのところで休憩しておけばよかった、、、
と、思ってしまいました。
ここにはベンチはないので、立ち食いです。
小休憩していると、下からガスが昇ってきました。
立っているところには来ませんでしたが、
山頂の方へどんどん広がっていきます。
歩いているときには、足音や鈴の音で気が付きませんでしたが、
止まって、黙って食事をしていると、
山の中には全く音がないことに気が付きました。
鳥の鳴き声、風の音、木の実が落ちる音、くらいで、
それらがないときには、全くの無音です。
ビバークって一人だと相当不安になりますね。
正常な思考回路にならないというのがわかります。
夜だと更に恐怖が増すでしょうから。
舟井戸通過 スタートから6.8km 10:40
大ダワでの分岐点、直登ルートとの合流地点です。
巻き道の方は急斜面で恐怖がありましたが、
図面上には注意ポイントになっていません。
直登の方は、荒れていて注意と書かれていたので、
更に危険なルートなのだと思っています。
舟井戸から700mくらいで川苔山分岐に到着です。
ここでやっと木々が少なくなり、
山頂に近い感じが出てきます。
ルート的には、山頂に行ってまたここに戻ってくる形です。
川苔山山頂到着 スタートから7.8km 11:00
山頂に到着しました。
残念ながら曇っていてほとんど見えません。
西側目の前の『鳥屋戸尾根』くらいしか見えていない様子です。
おにぎり一個食べて、早速下山します。
距離が長いので、早めの行動です。
登ってきた分岐を通り過ぎて、
少し進むと古里駅分岐に当たります。
ここを右に折れる形です。
直進すると北の方へ行ってしまうみたいなので、
間違えるとその日中に帰れなくなるかもしれません。
折れ曲がってすぐは細い尾根を進みます。
結構切れ落ちている感じですが、
木々も多く、恐怖感はありません。
最初は急坂を下っていきます。
ゆるくなってくると上がひらけた尾根道になります。
だいぶガスってきました。
ゆるい尾根道を進んでいきます。
しばらく進むと道は狭くなり、樹林帯に入ります。
分岐ではありませんが、山腹を下りるところに道標があります。
山腹を下っていくと林道に出ます。
この林道を進んでいきます。
この辺りで、『蜘蛛の巣がやたら多いな』と思い始めます。
何度か顔や手に引っかかっていたので、
ここから木の枝を持って、振り回しながら進むことにしました。
途中崩落箇所があります。
今の林道もいつ崩れてもおかしくない状況に見えました。
林道を進むと、通行止めの看板が出てきます。
これは前方からくる車が、今歩いてきた道に入ってはいけない、
という意味の看板でした。
歩いてくると、『このルートは先進めないのか?』と思い焦りました。
※写真は、後ろを向いて、通ってきたルートを撮影したものです。
この林道もなぜか道を渡すように蜘蛛の巣が張っており、
かなりの量の蜘蛛の巣にぶつかりました。。
このルートを通る人が少ないのだと思います。
この通行止め標識から山道に入っていきます。
これがまた蜘蛛の巣の多いこと。。。
今回は、蜘蛛の巣に悩まされる回になりました。
古里駅と赤久奈山の分岐です。
山の方へは行かず、古里駅へ向かいます。
この分岐は地図には載っていませんでした。
左の道を進みます。
草はだいぶなくなり、杉林を進んでいきます。
この辺りから蜘蛛の巣は少なくなりますが、
それでもまだ結構引っかかります。
道が折れるところには道標があります。
親切です。
折れてからは細いトラバースになります。
通行注意の紙が貼ってあります。
滑りやすいので、注意が必要ですが、
気が多いので、大事故にはならなそうな感じです。
登りのトラバースの方が危険です。
折れ曲がるところには道標です。
古里駅側登山口通過 スタートから15km 13:10
登山口まで下りてきました。
蜘蛛の巣祭りから解放です。
道路に出たところで、一通り蜘蛛の巣の掃除をして、
ここからは、道路を歩いて鳩ノ巣駅まで一駅分歩いて行きます。
下界に下りてくると天気は回復傾向でした。
日差しがきつかったので、タオルを頭に巻いて、、
歩道のない道路をゆっくり歩いている、
車から見ると変な人だったと思います。
途中、川と橋と晴れ間の感じが切れだったので写真を一枚。
逆光で白っぽくなってしまいました。
駐車場到着 13:50
★山行の内容
総歩行距離:17.75km
合計時間:5時間46分(昼食休憩なし)
累積上昇:1,185m
累積下降:1,172m
消費カロリー:2,826kcal ※SUUNTO SPARTAN SPORT WRIST HR調べ
★感想
川苔山への登りは傾斜としてはきつすぎることはない
古里駅への下りの道は人通りが少ないと思われるので、
蜘蛛の巣の少ない季節にした方がよさそう
天気がよろしくなく、山頂の景色が見れなかったので、
渓流や滝を見る王道ルートはいずれ挑戦したい
トラバースは道が細く、傾斜が急なので注意が必要
★高所恐怖症おじさん的採点 ※5段階
技術:2 登り、下りは木を使った階段になっているので安全
体力:4 ハイキング気分で十分
高所による恐怖:3 樹林帯だが崖トラバースは怖い
★今日の忘れ物
特になし
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