東京都 奥多摩 川苔山(1,363m) 久しぶりの県外登山 2021年10月

久々の本格的登山です。

奥多摩へやってきました。

距離がそこそこあり、日帰りで周回できるコースとして、

川苔山に登ることにしました。


登山開始 8:00

鳩ノ巣駅前を越えて線路を渡ったところに一時駐車場があります。

看板に『一時利用者は電話するように』と書いてあったので、

7時台で申し訳ないと思いながら、、、

電話をかけると駐車場まで来てくださり、

1日料金1,000円を支払いました。

準備を整えて、ここから出発です。

駐車場のタフト


最初は住宅街を登っていきます。

朝は天気が良くきもちよかったです。

登る方向


少し登っていくと公園があり、

登山口』という看板があったので、

この公園から登山道に入るのかといろいろ探してみたのですが、

山に入るような場所は全くありませんでした。

登山口と書かれた公園


ナビ上では少し上の道を左に折れるように出ていたので、

民家に向けてさらに登っていくと、

登山道に入る道標を見つけることができました。

公園に入らず、そのまま真っ直ぐ登っていく感じです。

登山口の道標


ここから山に入っていきます。

最初は肺を慣らすために、深呼吸しながらゆっくりと。。

登山道の始まり


少し進むと熊野神社からの合流があります。

神社からの方がわかりやすかったのかもしれません。

最初の分岐


大根の山の神通過 スタートから1.9km 8:50

川苔山への別ルート分岐となる地点に到着です。

祠で拝礼をして、分岐は左側の道を進みます。

(祠のある道ではない方)

林道手前
林道手前の祠


林道に出ると山の方と林道と分岐していて、

祠からの道が山へ続いていると思ってしまい、

左を進むため林道を行ってしまいました。

実際は、祠からの道はさらに右側で、山へ続く道が正解です。

写真は、正解の道を登ったところから、林道を覗いた状態です。

林道分岐を上から


気を取り直して、登山道を登っていきます。

林道からの登山道


次の分岐は瘤高山方面との分岐です。

ここは右側(大ダワ直行)へ進みます。

コブタカ山分岐


ゆるく登りながらトラバースの道を進みます。

分岐からの登山道


途中小ピークのような場所に出ます。

広場のようで進む道がわかりにくいです。

進む方向はひだりの方になります。

なだらかで広い道


大ダワ手前は細いトラバースです。

一部岩がせり出してきていたり、

木橋になっていたりと注意が必要です。

トラバースの木橋
狭いトラバース


大ダワ通過 スタートから4.7km 9:40

大ダワに到着しました。

川苔山まではまだ2km以上あるようです。

直登する道は荒れているようなので、

少し遠回りですが、巻き道から行くことにします。

大ダワ
大ダワの看板


大ダワから少し進んだところに分岐があります。

ここから巻き道を進みます。

鋸尾根と巻き道の分岐


大ダワからのトラバースは斜面が相当急です。

登りの方の斜面ではなく、横方向の斜面です。

樹林帯なので、高度感は少ないですが、

それでも自分にとっては恐怖感がでるほどでした。

樹林帯とはいっても、落ちたら木で止まるような感じではないです。

道も狭いので、集中しておく必要があります。

ふと思いました。

高所恐怖症になるかならないかは、何が違うのか?

最近山登りで恐怖を感じるところ、

歩道橋でも怖いと感じるところ、

何を恐怖に感じているかというと、

落ちたら姿を想像して、恐怖になっている

と、思いました。

自分が想像していることは、

歩道橋では、落ちて車に惹かれるところ、、、

なので、車が通っていないときは割と平気です。

車が通っていないときは、数m落ちる方の想像ですので。

山では、斜面から落ちているところ、、、

樹林帯では、純粋に見えている斜面を落ちているところですが、

ひらけていると、落ちているうえに吸い込まれる間隔にも襲われます。

自分はよく『落ちる夢』を見ることがあるので、

潜在的に恐怖心を持っているのかもしれません。

克服(できるのか知りませんが)への道を探してみようと思います。

VRで慣れさせるという方法があるみたいなので、

どんな機材がいいのか探しているところです。

落ちる不安』ではなく、『落ちない自信』が必要なのだと思います。

崖のトラバース


崖みたいな場所なので、ひらけている方は視角が広く感じます。

橋から横向きに撮影してみましたが、

木ばかりでわからないですね。。

しかも曇ってますし。

木橋からの眺望


かなりの急斜面だったので、動画に撮ってみました。

歩行に集中するため、画角のずれが出てしまいますが、

ジンバルにつけているので、少なく抑えられていると思います。

DJIのOZ4使い勝手が良いです。

急斜面のトラバース


急斜面のトラバースを抜けると、

祠の分岐からの道と合流します。

祠の道からの合流


途中、広い場所にベンチがありました。

ここは素通りします。

途中の休憩所


休憩したところからは少し急な登りになります。

山頂までの距離が長く、全体的に傾斜はきつくありませんが、

長い距離を登り続けてきているので、

ここで急になると結構つらくなってきます。

舟井戸までもう少し、山頂までも1kmくらいかなと思い、

この登りの途中で小休憩することにしました。

お茶の入れ替えと、持ってきたさつまいもと鶏肉を腹に入れます。

さっきのベンチのところで休憩しておけばよかった、、、

と、思ってしまいました。

ここにはベンチはないので、立ち食いです。

垂直に曲がる地点の道標


小休憩していると、下からガスが昇ってきました。

立っているところには来ませんでしたが、

山頂の方へどんどん広がっていきます。

歩いているときには、足音や鈴の音で気が付きませんでしたが、

止まって、黙って食事をしていると、

山の中には全く音がないことに気が付きました。

鳥の鳴き声、風の音、木の実が落ちる音、くらいで、

それらがないときには、全くの無音です。

ビバークって一人だと相当不安になりますね。

正常な思考回路にならないというのがわかります。

夜だと更に恐怖が増すでしょうから。

ガスが昇る様子


舟井戸通過 スタートから6.8km 10:40

大ダワでの分岐点、直登ルートとの合流地点です。

巻き道の方は急斜面で恐怖がありましたが、

図面上には注意ポイントになっていません。

直登の方は、荒れていて注意と書かれていたので、

更に危険なルートなのだと思っています。

舟井戸


舟井戸から700mくらいで川苔山分岐に到着です。

ここでやっと木々が少なくなり、

山頂に近い感じが出てきます。

ルート的には、山頂に行ってまたここに戻ってくる形です。

川苔山山頂分岐
山頂への道


川苔山山頂到着 スタートから7.8km 11:00

山頂に到着しました。

残念ながら曇っていてほとんど見えません。

西側目の前の『鳥屋戸尾根』くらいしか見えていない様子です。

おにぎり一個食べて、早速下山します。

距離が長いので、早めの行動です。

川苔山山頂
山頂からの眺望


登ってきた分岐を通り過ぎて、

古里駅分岐


少し進むと古里駅分岐に当たります。

ここを右に折れる形です。

直進すると北の方へ行ってしまうみたいなので、

間違えるとその日中に帰れなくなるかもしれません。

下りへの分岐


折れ曲がってすぐは細い尾根を進みます。

結構切れ落ちている感じですが、

木々も多く、恐怖感はありません。

下りはじめの尾根道


最初は急坂を下っていきます。

ゆるくなってくると上がひらけた尾根道になります。

4方面への分岐


だいぶガスってきました。

ゆるい尾根道を進んでいきます。

広い尾根道


しばらく進むと道は狭くなり、樹林帯に入ります。

少し狭くなった尾根道


分岐ではありませんが、山腹を下りるところに道標があります。

山腹への道標


山腹を下っていくと林道に出ます。

この林道を進んでいきます。

この辺りで、『蜘蛛の巣がやたら多いな』と思い始めます。

何度か顔や手に引っかかっていたので、

ここから木の枝を持って、振り回しながら進むことにしました。

砂利道


途中崩落箇所があります。

今の林道もいつ崩れてもおかしくない状況に見えました。

崩落箇所


林道を進むと、通行止めの看板が出てきます。

これは前方からくる車が、今歩いてきた道に入ってはいけない、

という意味の看板でした。

歩いてくると、『このルートは先進めないのか?』と思い焦りました。

※写真は、後ろを向いて、通ってきたルートを撮影したものです。

この林道もなぜか道を渡すように蜘蛛の巣が張っており、

かなりの量の蜘蛛の巣にぶつかりました。。

このルートを通る人が少ないのだと思います。

車両通行止めの標識


この通行止め標識から山道に入っていきます。

これがまた蜘蛛の巣の多いこと。。。

今回は、蜘蛛の巣に悩まされる回になりました。

林道から登山道へ入ったところ


古里駅と赤久奈山の分岐です。

山の方へは行かず、古里駅へ向かいます。

この分岐は地図には載っていませんでした。

左の道を進みます。

古里駅への道標
分かりにくい分岐


草はだいぶなくなり、杉林を進んでいきます。

この辺りから蜘蛛の巣は少なくなりますが、

それでもまだ結構引っかかります。

なだらかな杉林


道が折れるところには道標があります。

親切です。

古里駅への道標


折れてからは細いトラバースになります。

通行注意の紙が貼ってあります。

滑りやすいので、注意が必要ですが、

気が多いので、大事故にはならなそうな感じです。

登りのトラバースの方が危険です。

通行注意の細いトラバース①
通行注意の細トラバース②


折れ曲がるところには道標です。

古里駅への道標


古里駅側登山口通過 スタートから15km 13:10

登山口まで下りてきました。

蜘蛛の巣祭りから解放です。

道路に出たところで、一通り蜘蛛の巣の掃除をして、

ここからは、道路を歩いて鳩ノ巣駅まで一駅分歩いて行きます。

古里駅からの登山口


下界に下りてくると天気は回復傾向でした。

日差しがきつかったので、タオルを頭に巻いて、、

歩道のない道路をゆっくり歩いている、

車から見ると変な人だったと思います。

途中、川と橋と晴れ間の感じが切れだったので写真を一枚。

逆光で白っぽくなってしまいました。

道路沿いからの風景


駐車場到着 13:50

★山行の内容
  総歩行距離:17.75km
  合計時間:5時間46分(昼食休憩なし)
  累積上昇:1,185m
  累積下降:1,172m
  消費カロリー:2,826kcal      ※SUUNTO SPARTAN SPORT WRIST HR調べ

★感想
  川苔山への登りは傾斜としてはきつすぎることはない
  古里駅への下りの道は人通りが少ないと思われるので、
  蜘蛛の巣の少ない季節にした方がよさそう
  天気がよろしくなく、山頂の景色が見れなかったので、
  渓流や滝を見る王道ルートはいずれ挑戦したい
  トラバースは道が細く、傾斜が急なので注意が必要

★高所恐怖症おじさん的採点 ※5段階
  技術:2  登り、下りは木を使った階段になっているので安全
  体力:4  ハイキング気分で十分
高所による恐怖:3  樹林帯だが崖トラバースは怖い

★今日の忘れ物
  特になし

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