梅雨が明けて暑くなったこともあり、
山の上は涼しいと信じて、割と近めの富士山麓に行くことにしました。
突如の日帰りで富士山頂は無理なので、
横の噴火口の宝永山を目標にしています。
わんこもこの暑さでなかなか散歩に行けないので連れてきています。

予定ルートは案内図で見ると幕岩の方から宝永山に登り、
富士山頂からの下りルートに出て戻ってくる想定です。

富士山頂の方を見ると入道雲で覆われています。
この時点の天気予報では雷雨があるかもしれないとなっているので、
危なかったら引き返す予定です。
宝永山にはまだ雲はかかっていません。

登山開始 7:45
出発です。
朝方なのでまだ涼しいですが、下界とあまり変わらない気がします。
これから暑くなりそうです。

駐車場から富士山の方へ登っていきます。

左手の木々に沿って進んでいきます。
わんこも順調に進んでいきます。
砂礫で足を取られて歩きづらいです。
感覚的には砂浜を歩いているような感じです。
富士山に登る際、新御殿場5合目から登るならば、
この歩きづらい道をかなりの長さ登っていかなければならないので、
相当厳しいルートに感じます。
御殿場ルートは4本あるルートの中で一番距離が長いようです。
大砂走りでよく選ばれるルートみたいですが、
とても真似できそうにはありません。

道標があり、ここから樹林帯に入っていきます。

樹林帯は普通の山道です。
風がないので暑いです。。虫も結構いますね。
鳥のさえずりもよく聴こえるのですが、見つけることはできません。

わんこは登山道をゆっくり歩いて行きます。
全く人とはすれ違ったり、追い越されたりしません。
結構マイナールートなのだと思います。

道標が見やすく、道も一本なので迷うことはなさそうです。


途中細いトラバースがありますが、
ロープが張ってあり危険な感じはありません。
わんこは抱っこして歩いています。


折れ曲がる道標です。
幕岩という場所が上の方にあるようです。

ここで初めて他の登山客の方と会いました。
幕岩に向けて岩場の沢を登っていきます。

幕岩通過 スタートから2.78km 8:40
特に岩に興味があるわけではないので、、、
少し休憩して先へ進んでいきます。
日なたは暑いです。ここもまだ風はありません。


幕岩まではあまり登りがきつくはありませんでしたが、
ここから上へ登っていきます。
最初がザレ道で滑るうえに急勾配なので注意が必要です。
わんこを抱えながらゆっくり登っていきます。

幕岩上という分岐に出ました。
御殿庭の方へ進んでいきます。


この辺りから木々が低くなってきます。
わんこも頑張って登っていますが、そろそろ疲れてきてます。


上の方が見えるようになってきました。
雲が厚くなってきています。
雷も怪しいので、御殿庭まで行って引き返すルートに変更します。
わんこは抱っこで登っていきます。
小型犬といっても、抱っこで登っていくのは結構つらいです。。

三辻という分岐に到着しました。
左へ曲がり御殿庭へ向かいます。

ここからは最初の砂礫のような道になります。
黒い砂礫は熱いので、わんこは歩けないです。
風は少し通るようになってきました。

途中沢を渡るところから宝永山が見えました。
宝永山には雲がかかっていませんが、
雷は怖い感じですね。

トラバースしていますが、勾配があり登り続けています。
日にも当たるようになりつらくなってきます。
空気が薄いことも関係しているのだと思います。

抱っこも疲れたので、少し陰っていたところで歩いてもらいます。

道標を通過します。

宝永山にも雲がかかってしまいました。。

道が狭くなってきました。
更に先の方も雲がかかってきています。
雨が降ってきそうな感じです。
もう引き返そうかと思いつつも、もう少し進んでみます。

御殿庭入口手前の沢からは上の方がほとんど見えません。
宝永山へは左の樹林帯を登っていくルートです。

御殿庭入口まで来ました。
天気も悪くなってきたので、もう戻る気が強くなってきていますが、
あと20分もう少しだけ進んでみます。

先へ進んでみると、道幅が狭く倒木も多くなってきたので、
この辺りで引き返すことにしました。

御殿庭入口(帰り)通過 スタートから5.07km 9:45
ここで休憩します。
持ってきた行動食を食べて、わんこにもおやつをあげて帰り道に備えます。

帰ろうとしたときは宝永山が見えてました。
ここで心が揺らぎます。。
天気は回復方向に見えるし、
もう少し(といっても2時間くらい?)で宝永山に行けそうだし、
ということでここで葛藤しながら10分くらい山を眺めてました。
その間、何組かの登山の方々が宝永山に向かっていきます。
最終的には、、わんこもいるので、今回は戻ることにします。
上の方に行って雷が来ると引き返すのも大変ですし。
待ち呆けている間、富士宮5合目から来られた方が、
「雷が鳴るといっていたので、双子山をピストンする」と言っていたので、
自分も双子山(二ツ塚)を通って帰ることにします。

三辻へ戻ってきました。
ここから直進方向です。


双子山を見ながらの道が気持ちよかったので、
わんこも一緒に動画撮影してみました。
四辻の分岐を通過です。
先に大きな山が見えます。あれが二ツ塚の上塚のようです。
この辺りから風が吹くようになってきました。
遮るものが何もないですからね。。
風があると気持ち良いです。

二ツ塚の合間に到着しました。
ここから上塚へ登っていきます。

宝永山まで行けなかったので、ここはしっかり登ります。
木がなく、道が見えていて楽そうに見えますが、
登ってみると砂礫に足を取られかなりきついです。
最後の方は真っ直ぐ登るのも大変で、
自分でジグザグに道を取りながら登っていきました。
勾配自体は計算してみると27.7%、15.5°くらいなので、
それほどきつくないように思えますが、
足場が悪いと相当きついことがわかりました。

上塚の山頂に着きました。
富士山頂は雲に隠れていますが、
山の形がそのままで、吸い込まれていきそうな感覚になります。
2つケルンのようなものがありました。


水分補給の小休憩をして、下塚に向かいます。


砂礫を下るのもまた大変です。。。

下ってきました。
このまま下塚へ登っていきます。
下塚への道は砂利ですが、下は固くきつくはありませんでした。

わんこもすこし歩いてもらいます。

上塚越しの富士山がまた吸い込まれる感覚になります。
景色は雄大です。

二ツ塚下塚到着 スタートから8.64km 11:30
下塚には標識や祠があります。
鳥居もありましたので、お参りをして少し休憩していきます。
わんこも栄養と水分補給です。





登山道に下りてきました。
あとは駐車場まで帰るのみです。
天気は良くなってきていますが、山の方は曇ったままです。



駐車場まで下りる手前に売店があります。このルート唯一の売店とか。
何組かの方々が休憩していました。
自分は駐車場までそのまま下っていきます。
この道もずっと砂浜のような状態です。
登ってくるのは相当大変だと思います。

売店から山の方を見ると、、
また曇ってきています。本当にコロコロと天気が変わります。
大きく崩れはしませんでしたが、この変化は怖いです。

売店から下はお気楽なものです。
もう天気も気にせず、道も多少歩きやすくなってましたので。

駐車場到着 12:20
★山行の内容
総歩行距離:10.76km
合計時間:4時間35分(途中で行動食)
累積上昇:711m
累積下降:685m
消費カロリー:2,376kcal ※SUUNTO SPARTAN SPORT WRIST HR調べ
★感想
幕岩までの樹林帯は歩きやすく気持ちよい
ひらけたところは夏でも暑く風がないと汗が止まらない
山側の天気はころころ変わるので、判断は都度しないと危ない
砂礫を歩くのは普通の山道の倍以上疲れる印象
距離が短いから大丈夫というわけではない
富士山の周りは木々が少なく曇っていても景色は現実離れしている
ハイキングとしてはこのルートはちょうどよいと感じる
★高所恐怖症おじさん的採点 ※5段階
技術:2 砂礫で歩きづらいところの工夫は必要
体力:4 暑さ、砂礫、高度の観点で思ったよりきつい山行だった
高所による恐怖:1 危険はなし、二ツ塚から富士山へ吸い込まれる感覚あり
★今日の忘れ物
DJI OM4 動画を取ろうと思って持ってきたのに車に忘れた



《番外編①》
今は新しい野鳥が撮れました。
調べるとビンズイという鳥で、ひばりの仲間だそうです。
さえずりながら飛んでいきましたが、
風に戻されてまた枝に留まっていたのが印象的でした。


《番外編②》
帰りのわんこです。
普段あまり水を飲まないので、
冷やしていたミルクを飲ませて落ち着かせましたが、
まだハァハァ状態です。
クーラーの車内で寝るモードに入っています。
長い散歩おつかれさまでした。

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